今年の秋の夜長は、コーヒーを読んで、飲んで、楽しむ。
眠れなくなるとわかっていても、夕飯の後はコーヒーを淹れてほっと一息。さて、今夜は何をしようかな。夜の時間を楽しむ秋がやってきました。
窓を開ければ金木犀の香りがふわり、と涼やかな風に運ばれてきたりして。この秋「読みたい」コーヒー、読書の秋のラインナップにいかがでしょうか。
1. Standart
コーヒーそのものにフォーカスするのではなく、カルチャーや人を通してコーヒーの世界を知ることのできる雑誌。
ウェブコンテンツが充実している現代で、雑誌という媒体を通して何を伝えるかを、丁寧に考え作られていると感じます。毎週日曜日に届くニュースレターも大好きです。
見ただけで惹かれてしまう表紙のデザインやすてきな写真をうっとり眺めたり、なめらかでしっとりとした紙に指を滑らせ、手にとって味わいたい一冊。
2. DRIFT
毎号、世界中の都市のひとつにフォーカスを当てている雑誌です。第1巻のニューヨーク編、2巻の東京編は完売しており、オークションで高値で取引されるほど。
私が世界のコーヒー巡りをする時も、僭越ながらDRIFTと同じ目線でその都市を観察しているように思います。日本のコーヒーカルチャーのひとつとして缶コーヒーを取り上げていて、なるほど、と思ったり。その街のコーヒーショップやバリスタを通して、その土地のカルチャーや日常を知られる、旅好きにもたまらない一冊です。
全編英語なので(私にとっては)読むのに根気がいりますが、美しい写真がたっぷり掲載されているので、写真集のように楽しんでも満足感があります。
Amazonから購入することもできます。
3. Casa BRUTUS / BRUTUS
コーヒー専門誌ではないですが、内容の濃いコーヒー特集巻を発行されています。主に日本国内のコーヒーショップやロースターを取り上げ、日本のコーヒーカルチャーやトレンドを知ることができます。これを読むと行きたいお店リストがどんどん増えます。(笑)
最新号はこちら。
BRUTUS
まだ買ってないけど、これも読みたい。↓
4. スペシャルティコーヒー物語
こちらは雑誌ではなく、かなり分厚目のルポ本。カウンターカルチャー、インテリジェンシア、スタンプタウン…世界のコーヒー業界の超有名人の名前が次々と出てくるので、コーヒーマニアにはたまりません。
コーヒーがどのように生産され、カッピングや流通の部分まで詳しく知られる、とても興味深い内容になっています。どちらかというと、バリスタさんやコーヒー詳しい人におすすめ。
5. 世界一美味しいコーヒーの淹れ方
ワールドバリスタチャンピオン、井崎英典さんの著書。「世界一美味しい」とは、自分が本当に美味しいと感じられる、自分好みの最高の一杯と定義しており、自分の好みのコーヒーの淹れ方を探す方法をわかりやすく書かれています。初心者もバリスタも満足のいく、充実の内容。
Kindle版もあります。
本と一緒にコーヒーを。
福岡発祥のREC COFFEEさんが、新しく東京の水道橋にオープンした店舗に訪れた際購入したブラジルの豆。
カフェイン含有量の少ない品種ということで、Low Cafe Reserveという名前が付いていました。
また、スペイン語で「夜」という意味の名前が付いた、丸山珈琲さんの「ノーチェ」というブレンドもおすすめ。口の中で転がしながら、本と一緒にゆっくり楽しみたい深煎りのコーヒーです。
カフェインレスコーヒーは、ロクメイコーヒーさんのドリップバッグがおすすめ。
心地よい秋の夜長、コーヒーを読んで、飲んで、過ごしてみませんか。
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☕Coffee Traveler まつり
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