授業で使えるディベート・トピック40(初級〜中級)
1. ディベートとは?
全国教室ディベート連盟によると、
一般的には、ディベートとは、「ある特定のテーマの是非について、2グループの話し手が、賛成・反対の立場に別れて、第三者を説得する形で議論を行うこと」
となっています。
(引用先:https://nade.jp/learning/beginners/introduction/)
そして、広義でのディベートは上記のような形ですが、狭義としては
大きく分けて①即興型のディベート ②準備じっくり型のディベートのディベートの2パターンがあります。
日本の高校英語教育界では、①即興型としてパーラメンタリーディベート(略称:PDA)、②じっくり準備型として全国高校英語ディベート連盟(略称:HEnDA)が有名なところです。
なお、PDAに関しては、中学校部門もあります。詳しくは以下HPを。
PDA → http://pdpda.org
HEnDA → http://henda.global
2. 即興型?準備型?どっちが授業で良い?
ちなみに、HEnDA(準備型)の2021年度の命題はこちらです。
「日本政府は,首都機能を東京の外に移転すべきである。是か非か。」
かなり難しですね。
おそらく、授業内では、調査する時間も少ないでしょうから、あまり下調べもしなくても良い即興型のディベートが良いかと思います。
ただ、生徒にとってはトピックに興味を抱いたり、考えるきっかけを与えることになるかもしれないので、準備(予備知識)を必要とするようなお題でも即興型で行わせて、「自分の意見と反対側」の理由ってどういうのがあるんだろうと多面的に物事を考えさせるきっかけづくりとして大切だと考えます。
また、これから取り扱う内容の導入として、あるいは取り扱った内容の深化をするためにディベートを行うとより効果的にコミュニケーション活動が行われると思います。
というわけで、とりあえず、高校生でも取り扱えそうな話題や海外で2021年現在議論されているようなお題などを以下にまとめてみました。
予備知識があまり必要のないものから、必要なものまで混ぜてますがランダムでやってみるのも面白いかもしれませんね。
そのままを使われなくても生徒のレベルや関心に合わせて微調整をしながらされると良いかなと思います。
3. 授業で使えるディベート・トピック40
ディベートのコツは「とりあえずやってみる」。
生徒も教師も「やれば分かることがある」笑
いきなりディベートのやりとりは無理です。完璧を目指さずに。
まずは、自分の意見を述べるところから。
微力ながら日本の英語教育に貢献できていることを願って今回もまとめました。この記事が英語教育に尽力されている方の参考になれば幸いです。
さて次回は、具体的に僕がどのようにやっているのかをいくつかの手順例をあげていきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
See you next time!