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第7章:夢や目標を人と共有すると実現に近づく

みなさんは周囲に夢や目標を語ることは得意ですか?
人に夢を語ったり目標を共有することに抵抗がある方も多いかと思います。
わたしも苦手な方なので非常によく理解できます。

そこで、今回のテーマ「自分の目標を人に共有することの重要性」について、いくつかの実体験をもとに、わたしなりの考えをまとめてみました。

結論は、目標は共有した方がそれを実現しやすい環境が整うという考えに至りました。

それでは、具体例として、わたしの実体験を使って詳しくご紹介したいと思います。

人は夢を応援してくれる

わたしには、同じ部署に毎日飲みに誘ってくる上司がいました。
基本的に仕事終わりに飲みにいくことは好きな方ですが、一方で、週に3日は帰宅して自分の勉強の時間に充てたいと考えており、毎日の上司の誘いを断れない自分を責める日々が続いたことがありました。

ある日の飲みの席で、自分にはどうしても達成したい目標があることを上司に対して初めて熱く語りました。

すると、上司はわたしの目標に感動したらしく、異常なまでに応援のコメントをくれました。

この反応は、当時のわたしとしては全く意図してなかったことだったので、正直おどろきましたが、その日以降は、その上司からの飲みの誘いは激減し、そのおかげで自分のやりたいことのための勉強に時間を取れる環境ができました。

このように、目標を人に伝えることで、人はそれを応援してくれるんだということに改めて気づかされて、それを機に、積極的に夢や目標を語るように意識が変わっていきました。

本気で達成したい目標について、熱い気持ちを持って夢を語ればと人は共感してくれて、それを邪魔しないように心がけてくれるようになるということも同時に学びました。

わたし個人の目標と夢

突然ですが、先日、とあるホームパーティにお呼ばれしました。

そこに集まった全員が起業を目標として各方面で奮闘している方々で、
お互いの進捗状況や目標に対する熱い思いを共有し合いました。

わたしがそこで共有した今後の目標は、以下の3つでした。

<今後の目標>
・オンラインサロン開設
・ナイトカフェ開業
・母子家庭世帯大学生のための財団立ち上げ

自己紹介でも書いている通り、似た悩みで苦しんだ経験のある人々との交流を通して、こころの悩みを抱えた方々が前向きな考え方に変わっていけるオンラインサロンを運営したいという直近の目標があります。

それと同時に、実店舗での憩いの空間を提供できないかということも考えていて、都内でナイトカフェを開業したいという淡い夢もあります。

やはり、実際に対面であった方が繋がりをリアルに感じられますし、あたたかみも感じられるかなという思いもあって、ナイトカフェという考えに至っています。

そして、最終的な目標として、母子家庭の大学生のための学資金を提供する財団を立ち上げたいという思いもあります。

自分自身、中学生時代からシングルマザーの母に育ててもらい、母は一生懸命に頑張っていましたが、非常に苦しい生活で、なんとか大学まで行けたという過去があります。

わたしは母を少しでも楽にすべく、大学の学費免除を獲得できる給付型の支援金の資格を得るために、猛勉強をして大学内成績トップを目指しました。

恵まれたことに、結果としてその給付金のおかげで大学4年間は学費を賄えて学業に専念することができましたが、このような支援金を受けられる学生は学内に一人程度です。

そこで、学業に熱心な母子家庭世帯の大学生を対象に、アルバイトをせずとも学業に専念できる環境のきっかけ作りを担いたいという思いがずっとあります。

幅広く学生の学業専念のお手伝いができるために、財団の立ち上げという目標を最終的なゴールとして持っています。

周囲に目標を持った人脈が形成される

そのような目標を持っているわたしは、同じくらい熱心な目標を持った人たちが集うコミュニティには積極的に足を運ぶようにしています。

なぜなら、熱心なアツいハートを持った人たちは、お互いに集まり合うので、たくさんの熱心な方々に会うことができ、他の熱心な努力家たちの考えややり方を聞いて、自分の足りてなかったものを補いたいという考えがあるからです。

先述のお呼ばれしたホームパーティの話に戻りますが、メンバーがすごい肩書きの方々ばかりで、ずっと肩身の狭い思いを感じていました。

企業名で挙げると、キーエンス、アクセンチュア、博報堂、公認会計士、ボストンコンサルティング、DeNAのPococha担当者、起業家(主催者)という面々で、みなさん20代中盤〜後半くらいの頭の回転が非常に良い方々でした。

自分がそこに居るのが恥ずかしくなるくらいの名だたる企業の若手メンバーが勢揃いで、最初の自己紹介から尻込みしてしまいました。

しかも、主催者のご自宅で開催されたパーティだったのですが、そこが港区のタワマン36階(家賃38万円)という、絵に描いたような勝ち組の方でした。

以前だったら、完全な偏見で(="うらやましいと思う感情"が強すぎて)、そういう類のキラキラしたホームパーティに対して気乗りしないタイプだったのですが、信頼できる友達の紹介だったので何の迷いもなく即決で行きたいと思えました。信頼できる友達って大事な存在ですね。

その結果、やはり熱い思いを持った方々なので、受ける刺激の量は凄まじくて、自分の熱量が負けそうになるほどでした。努力している人とお話をすると有益な情報がたくさんあり、とても勉強になったので、足を運んでよかったと思いました。

恥ずかしいと思っても、勇気と自信を持って発信することで、他のメンバーの共感を得られた上に、わたしの夢の実現のために力を貸していただけそうな方を紹介していただけるという運びになり、後日会うことになりました。

まだその方とはお会いできていないですが、このように、自分の夢を語って目標を共有したことで、目標達成に向けた有益な情報を得られたり、他の人脈を紹介していただけたりと、数珠つなぎのように次々に繋がっていく感覚を覚えました。

この、人脈が繋がっていくという点においても、目標を発信し続けることの意義だと、わたしは考えるに至りました。

自分の逃げ場をなくす

夢を語ることのもう1つの意義として、人に言ったからには何かしら結果を出さなければならないという自分に対するプレッシャーをかけるメリットもあるかと思います。

自分の中だけで思いを強く募らせていたとしても、それを発信しなければ誰もそれに気づかずに、夢を実現できなかった場合には、その熱意はなかったものと同義になると感じています。

人に言ったからにはある程度の行動を取らなければならないという、ある種良い意味での責任が生じるため、自分に対して弱いわたしにとって、この意義は非常に大きいものがあります。

周囲に夢を語らなければ、たとえ行動して失敗したとしても、周囲にその失敗すら知られることは決してありません。

それは、わたしにとっては、自分を甘やかす材料にもなってしまうと考えていて、やはり、ある程度のプレッシャーというのは、逃げ癖のある自分自身にとっては、行動のトリガーになるための欠かせない要素だと感じています。

まとめ

同じテーマでなくとも、夢や目標を持って頑張っている人と繋がることは、自分にとっての勉強や活力になりますし、自分のやり方の反省点や改善するためのコツみたいなものを得られるので、今まで腰が重くて行動できていなかった過去の臆病な自分に、夢を語ることの重要性を改めて教えてあげたいです。

2012年に行われたハーバード大学の研究で、就職活動の擬似実験を通して、採用担当役のグループが「この人を採用したい」と思えた人材の多くは、過去の実績を語った人ではなく、夢や情熱を語った人だったという結果があるそうです。(参照:メンタリストDaiGoさんの動画

自ら目標を発信していくことで、それを実現しやすい環境が徐々に整っていく感覚を様々な体験から感じたので、今後も臆病にならず、カッコつけたり恥ずかしがらずに、無謀だと思われても構わないので、自分の夢を語ることを心がけたいと思うような意識を持てるようになりました。

もし行動することが面倒だったり自信がなくて動き出せないなどでモヤモヤしている方がいらっしゃれば、この記事が1つの行動のきっかけになればうれしいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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