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スリランカの魅力を味わい尽くす11日間。旅のルートとおすすめスポット

私には、鋼のメンタルを持つ友人がいる。
彼女はひとりでハワイに行けてしまうほどのフットワークの軽さで、基本呼んだら、世界中どこでも来てくれる。

そんな彼女を相棒に、11日間スリランカ旅行に行ってきた。彼女は日本から、私はインドのバンガロールから。

欲張りな私たちなので、体力的になかなかハードな工程となってしまい、このプランを胸を張ってお勧めできるか?と聞かれたら「Yes」とは言い切れないけど、確実に!スリランカの魅力を味わい尽くした11日間だったので、その記録を残しておきたいと思う。


今回の旅程

当初計画していたコースを途中で変更したが、結果的にスリランカの王道観光地を車でぐるっと回る欲張りコースとなった。

Day1 スリランカの玄関口 ネゴンボで集合

交通手段 ドライバーの確保

ドライバーのダルシャン

スリランカでの移動手段は、Uber・PickMe・トゥクトゥク・バス・電車などがあるが、日数がある程度限られた旅行の場合は、タクシーチャーターが良い。日系のタクシーチャーターの会社も複数あり、事前に日本語でも予約できるみたいだった。我々は無知すぎてUberで全て移動しようとこの時までは考えていた、、

前提

私はインドのバンガロールから22:40着の便のため、日本から来る友人とは、バンダラナイケ国際空港付近にある1泊目のホテル Good Wood Airport Hotel で待ち合わせ。

空港から、ホテルまでのUberのドライバーに「明日どこ行くの?」と聞かれシギリヤと答えたところ「Uberより安い金額で乗せてくよ」と提案いただき、WhatsAppで連絡先を交換。翌日の出発時間を伝えた。

翌朝、お迎え時間の1時間前に軽い気持ちで「明後日も空いてたりする?もう少し山奥まで行くんだけども」とメッセージを送ったところ、秒で「Sure!」と返信が来た。

シギリヤまでは車で3時間半程度。道中で昼食を食べながら、我々の計画している11日間の旅の全工程をドライバーのダルシャンに説明をした。

ダルシャンはフリーのツアーガイドを生業にしているようでスリランカを知り尽くしている。

「山奥でUberは捕まらない。そして無駄な移動を省けばエッラにも行ける」とご提案をいただき、大幅なルート変更。ドライバーダルシャンとの3人旅が始まった。(実際に山奥でUberを検索してみたところ、本当に捕まらなかった…)

ドライバーの料金に関しては日数や時間ではなく、走行距離で計算しようと提案をもらった。途中求めてもいないが、自分の運転免許証と身分証明書を渡してきて、怪しい者ではないと説明してくれたダルシャン。良い奴。

Day2 古代都市シギリヤ  

ジェフリー・バワ建築の Heritance Kandalama

フクロウのオブジェ バワの友人の彫刻家の作品らしい

スリランカ出身の建築家 ジェフリー・バワの最高傑作と言われているHeritance Kandalamaに宿泊。密林も岩もそのままいかされている自然と一体化したホテル。ただただ泊ってみたかった!とにかく猿が多い。もう猿だらけ。

岩そのままのエントランス
自然と調和した建物が美しい
通路までもがいちいち美しい
テラスで乾杯

元々弁護士だったジェフリー・バワは38歳の時に建築家を目指したとのことで「私たちまだいけるな。これから何する?」などという、どうでも良い会話をするのも旅の醍醐味。

静かな森に響く笛の音

オレンジとピンクが美しい夕暮れ時のインフィニティ―プールの隣で、笛の演奏が始まり、テラスでビールを飲むという最高に贅沢な時間を過ごした。

こちらのホテルは山の中にあるので、夕食はホテル内のレストランのディナービュッフェ(3,500円程度 /人)で済ませた。ドライバーのダルシャンはホテルに併設されている、ドライバー用の簡易宿泊施設に宿泊。

ビタミン界のエルメス投入

確かに効果はあったと思う。エルメスだもの。

友人が韓国出張の際に入手したというビタミン界のエルメス。疲れを翌日に残さないように、1日1回寝る前に処方してくれる。

朝食ビュッフェも充実していた。とにかくカンダラマ湖を眺めながらの朝食は最高。

写真に映っている白い魔法瓶の水筒。平地の気温は35℃オーバーなのだが、エアコンのあるカフェも少なく、冷たいも飲み物を確保するのが困難。水筒は持って行って良かった。
※Amazonのアソシエイトとして、こちらのntoeは的確販売により収入を得ています。

Day3 世界遺産シギリヤ・ロック

シギリヤ・ロックではなく、ピドゥランガラ・ロックへ

思ったより全然過酷で、友人おきしー顔面蒼白

シギリヤ・ロックに登るつもりでいたけど、朝食を優雅に楽しみすぎてしまったようで、ダルシャンから「シギリヤ・ロックどんでもない行列だぞ!」と言われ、お隣にあるシギリヤ・ロックがよく見えるピドゥランガラ・ロックの登頂に変更。

登山時間は実質30分程度だったと思うけど、女子2名では絶対に登れない。頂上近くになると岩を登ることになる。誰かに支えてもらったり手を貸してもらわないと登れない。ダルシャンが「一緒に登るよ」と付いて来てくれたのはこういうことだったのか!優しすぎるよ!

一面ジャングルの中にそびえ立つシギリヤ・ロック

絶景!ちなみにシギリヤ・ロックは入場料が36USD(約5,100円)するようだが、ピドゥランガラロックは1,000Rs(約475円)だった。同伴ガイドさんは入場料無料だったのでダルシャンは、ガイドということで無料。

コスパだけを考えるとピドゥランガラロックなんだけど、このハードさに耐えられるか否か。ダルシャンはビーサンで登っていたが、一般人であればスニーカーマスト。

午後からは、大自然の中でのドライブをしながら、紅茶の聖地!ヌワラエリアに移動。(酔い止め必須)

Day4 紅茶の聖地ヌワラエリアで紅茶まみれ

紅茶工場ホテルHeritance Tea Factory

サリーを着て茶を摘む

▼ 詳しくはこちらの記事で


Day5 パリピの聖地 エラ(ELLA)

ナインアーチブリッジ(Nine Arches Bridge)

ここも紅茶のCMで出てくるね。たまたま電車が通った。

ダルシャンのおすすめでやってきた。イギリス植民地時代に建設された美しいアーチを持つ石造りの列車橋、世界遺産のナインアーチブリッジ。

Ella(エラ)は欧米人に人気らしく、バケーション的なイケてる欧米人だらけだった。イケてるバーやイケてるお店がたくさんあって、今まで見てきたスリランカとはちょっと違う。観光地化されているエリアだった。

次の目的地ガル(Galla)に行くまでの通り道だったので、寄ったエラ(ELLA)ここで1泊するのもありだったが、移動の関係でもう少し進みます。

この日は、Tranquil Wild Boutique Hotelで1泊。国立公園の近くにあり、動物が見えるっぽいので予約したけど、見れなかったし、とにかく虫が多かった。

Day6 ヨーロッパ統治時代の面影を残したガル(Galla)

世界のアマンリゾーツの Amangallaで茶をしばく

アマンを創業者のエイドリアン・ゼッカは、バワの建築の影響を受けてるらしい

東南アジアのアマンは僻地にあることが多いけど、スリランカはガルの街中にもあるので、Amangallaで茶をしばいて軽食。予約をすればアフタヌーンティーも出来るみたい。

さすがに、中庭には宿泊客しか入れないので、我々はカフェエリアにしか入れないけど、コロニアルな雰囲気といい、静かでゆっくりと時間が流れて、別世界に来たような、非日常を感じさせてくれる空間が素敵すぎる。Amangallaに来れてもう大満足!
スリランカカレーを食べたけど、辛すぎたのとコスパ的に別のお店でも良かったかな。カフェ利用は予約なしでいける。その後は、旧市街地をお散歩。

インド洋を堪能できる海沿いのリゾートSielen Diva

波の音を聞きながらのPC作業
とんでもなく、おしゃれな風呂

Gallaでは、リゾート感を味わいながらのんびりしようと、海沿いのリゾートSielen Divaに1泊。ビーチフロントで建物も内装も全ておしゃれで、テンション上がる!大型ホテルだとビーチまでの距離が長いから、これくらいの客室少ないホテルが好き。ここは多分7室くらい。インド洋を眺めひたすらプールで泳ぐ。

Dr Seafoodでシーフードプレートを食す

店頭に並べられたシーフードから選ぶスタイル

せっかく海辺に来たので、夜ご飯はDr Seafoodでシーフードプレートを食す。美味しいんだけど、店員さんがひたすら動画を取りInstagramにアップしていてなかなか落ち着かない。味は良し!

Googleレビュー脅威の4.9 ice cream parlourのマンゴーアイス

300円くらいだったかな

何やら美味しいアイス屋さんがあるということで、ice cream parlourに。
もうシーフードでお腹いっぱいだから食べれないよ~、と言いながら口に運んだマンゴーアイスクリームだったが、一瞬で消えた。うっ、うううますぎる。繊維がそのまま残っていて、本当にマンゴーを食べているようだ。Googleレビュー脅威の4.9に納得。

Day7~9 ネゴンボでアーユルヴェーダ体験

Jetwing Ayurveda Pavilions

日本から来た友人おきしーは納豆ごはんが恋しくなっていたが、インドから来た私は余裕

▼ 詳しくはこちらの記事で

Day10 コロンボで蟹を味わう

The Kingsbury Colomboルーフトップラウンジからのサンセット

ピニャコラーダと友人おきしー

The Kingsbury Colomboのホテルにある、コロンボが一望できるルーフトップラウンジで軽く1杯飲みながらサンセット。
コロンボは見所があんまりないから、行かなくてもいいかなと思いながらも一応1日だけ来てみたんだけど、街並みがめちゃくちゃ美しく、絵になる!来て良かった~~~!

スリランカといえば蟹!Ministry of Crab

当日電話して、早い時間であればOK!とギリ予約が取れた
ううううますぎる!

アジアベストレストラン50にも選ばれたことのあり、7歳まで日本で育ったというオーナーさんのシーフードレストランMinistry of Crab

新鮮な蟹が美味しいのはもちろん、サーブ担当とお客さんとのコミュニケーション担当がいるのか(?) 店員さんとの会話も楽しくて、ファンになってしまい、まんまと蟹Tシャツまで買ってしまった私たち。ここはまた必ず行きたい!(要予約)

オランダ統治時代の病院を改装されたダッチホスピタルの一角にあり、雰囲気もとても良い!

Day11 スリランカ最終日。コロンボ観光地を巡る

ダルシャンとスリランカのエビカレー

ダルシャンから「コロンボ案内して空港まで送るよ」と連絡があり数日振りの再会。朝から、スーパーArpico Supercentreでお土産の紅茶やハーバルティーを買い、一緒にUpali's by Nawalokaでスリランカカレーを食べ、カフェCoco Verandaでお茶して、コロンボの観光地を車で案内していただき、夕方に空港まで送っていただいた。

ジャミ・ウル・アルファー・モスク

Colombo Lotus Tower

昨夜うっかり買ってしまった蟹Tシャツを着て

シンガポールでホスピタリティーマネジメントを学んだダルシャンは、もっと稼げる仕事もあったはずだけど、お金を稼ぐよりフリーダムで居る方の方が重要らしい。だから私たちの無茶苦茶なプランにも乗ってくれた訳だった。

スリランカの文化について、家族について、土葬?火葬?人生とは?しあわせとは?いろんな話をしたのだが、ダルシャン悟りでも開いてるのかな?物事の本質とか、もっとシンプルに考えていいんだなとか。ダルシャンから学ぶことが多すぎる。同世代とは思えない。

ラスト1日分のお金を全然受け取ってくれないダルシャンは、本当に良い奴でしかないが、余ったスリランカルピ―を「これ私ら持ってても、使えないから!」と説得しようやく受け取ってもらえた。

最後に言われたのは「今回の旅のコース、通常は2~3週間かけて回るコースだよ」と。おいおい、もっと早く言ってくれよ。

ちょいとハードな旅行にはなったけど、ダルシャンのおかげでスリランカの魅力を味わい尽くせた最高に楽しい旅行となった。

ちょっと予定を詰めすぎたので反省

ガラス越しに猿の交尾を見ながらのバスタイム。見ちゃいけないものを見てしまった感。びっくりさせちゃったよね。

スリランカは自然が豊かで、海も綺麗で、予想以上に見どころがあった。
移動距離を把握ぜずにプランを立ててしまったもので、盛沢山で大満足だったんだけど、移動時間が長く慌ただしいプランとなってしまった。

疲れなのか、アーユルヴェーダの好転反応なのか、バンガロールの自宅に戻り、3日ほど寝込んでしまった。欲張りすぎてしまったようだ。

( 他にも、像の孤児院やサファリツアーなの有名どころがあるが、直近ケニアのサファリを見てきたので今回は除外し)ということで、スリランカほぼ網羅出来ました~。

もしまたスリランカに行くとしたら

歯と笑顔がまぶしいスリランカの若者たち

観光は満喫したので、次回はアーユルヴェーダをメインにしたい。
今回は美味しい!と思えるスリランカカレーに出会えなかったので、今回行けなかったCeylon Curry Clubでたくさんの種類のカレーを食べたい。
ガル(Galla) 旧市街地の海沿いを夕方お散歩したい。

そして、めちゃくちゃお腹を空かせた状態で、Ministry of Crabで蟹とそれ以外の料理も出来る限りたくさん食べたい。
もちろんドライバーはダルシャンにお願いしよう。

スリランカでドライバーをお探しの際は、ダルシャンお繋ぎします!
行きたい場所、日数を伝えるとプラン組みますとのこと。綺麗な英語を話すので、英語でコミュニケーションは問題ないです。日本語Onlyの方は難しいです。
※ 参考までに、今回は5日間で依頼しチップ込みで40,000円でした。
ダルシャンに依頼する際は、プランを組んでもらったタイミングで金額交渉もお願いします。

※追記  2024/10/03
早速ダルシャンへのたくさんのお問合せありがとうございます!年末のスケジュールは埋まりつつあるようですが、出来る限り調整しますとダルシャンは言っておりますので、引き続きよろしくお願いします。



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