紅茶の聖地!スリランカの紅茶工場ホテル「Heritance Tea Factory」で過ごす、紅茶まみれの1泊2日
紅茶の聖地ヌワラエリアにあるHeritance Tea Factory
スリランカで茶を摘んで、茶を楽しむために、紅茶の産地で有名なヌワラエリアにあるHeritance Tea Factoryに行ってきた。
この辺りは、午後の紅茶のCMのロケ地にもなっているようで、紅茶好きには有名な紅茶工場ホテルなんだって。
かつて紅茶工場として使用されていた建物が改装されたホテルなようで、様々なアクティビティーも用意されており、1泊2日で「紅茶を知る・摘む・味わう」を効率良く楽しむという体験が出来た。
想像を絶する過酷なドライブ
コロンボから電車とタクシーを乗り継ぎ 7時間程度となかなかのアクセス。
我々は、引き続きダルシャンカーでシギリヤから向かった。Google mapでは4時間半で到着できるはずだったが、超ハードな山道により、5時間半かかった。
いや、なんやかんやいろんな場所で写真撮ったり、キングココナッツ飲んでみたり、途中キャンディーで昼食を食べたりと、随分とドライブを楽しんでしまったのが原因。友人は、なぜか日本語より英語で喋っている時の方が楽しそう。ドライバーダルシャンとのお喋りが止まらない。
本当は紅茶列車(キャンディからヌワラエリヤ)に乗って茶畑風景を楽しみたいと思っていたが、このドライブで死ぬほど茶畑見たからもうお腹いっぱい。
マストアイテムの酔い止め。海軍御用達の最強の酔い止めらしい。日本から持参してくれた友達は神なんだと思う。
本来であれば、昼過ぎに到着し、アクティビティを楽しみたいと思っていたが、気付けば日没。標高が上がるにつれ肌寒くなり、村の人たちが民族衣装の上にダウンを着ていたり、雰囲気が随分と変わってきた。
紅茶工場をそのまま残したホテルの設備
ウエルカムドリンクの紅茶。甘くてあったかくてしみる。
我々が行ったのが3月上旬。気温は16℃。
昼間は半袖で過ごせるが、朝晩は冷え込むため長袖必須。ウルトラライトダウンも持っていったが、パーカーでじゅうぶんだった。客室には暖房があるため快適に過ごすことが出来た。客室の通路には、紅茶工場の柱がむき出しのまま。
ちなみに、Heritance Tea Factoryにも、ドライバーさん専用の泊れる施設が併設されており破格での宿泊が可能。ドライバーのダルシャンには、そちらに1泊していただくことに。
シャワーのお湯はそこまであたたかくはなかった。早めの時間に入った方がお湯が出るのかもしれない。
ロビーが吹き抜けになっていて、地下には製茶工場の歴史が展示されていたり、大きな発電機もあった。毎日19時から15分程度動くようで、19時前に「始まるよー」とフロントから部屋に電話がかかってきた。
追加料金でアクティビティも楽しむことが出来る。
チェックインの後に、翌日のTea Tasting(お茶の試飲 22USD)を予約したが、人が少なかったからなのか?同じ料金でお茶摘みもさせてもらえることになった。
イギリスカラーなのだろうか、内装は緑や赤で統一されていてとても可愛い。ホーチミンのSHガーデンのような手動でフェンスを閉めるエレベーターが特徴的。
ホテルの周りにはレストランがないため、夜ご飯はホテル内レストランで軽めに済ませた。
翌朝の朝食ビュッフェ。クロワッサンが美味しい。
「Tea or Coffee」とウエイトレスさんに聞かれたけど、欲張りな我々はもちろん「Both, please 」ここでは紅茶を飲むべきと頭の中では理解してはいるものの、朝はコーヒーが飲みたい。
美味しそうなクッキーがあったから頂いたところ、噛める固さではなく驚いた。明らか我々より年配の方が多い。周りを見渡すと、紅茶に浸して食べるものということを理解した。とても美味しくいただいた。
Tea Plucking(お茶摘み)アクティビティー
9時から「Tea Plucking」と「Tea Tasting」のアクティビティースタート!
まずはホテルの目の前にある紅茶工場に行き、サリーに着替える。
何種類かある中からサリーを選ぶ。そしてTシャツやズボンの上からそのまま着せてもらえる、というか巻いてもらう。
サリーに着替えたら、Tea Pluckingスタート。
めちゃくちゃ写真撮ってくれる!動画も撮ってくれる!SNSにあげることを期待されているのだろうか。
取って良い茶葉の見分け方を教えてもらえる。その後はもくもくと茶を摘む。我々は写真撮ったり、お姉さんとお喋りしたりで、実質茶摘みは15分くらしかしていない。お姉さんは親子3代、この紅茶工場で働いているらしい。
アクティビティをご一緒させていただいたイギリスからいらしたご夫婦。
エレガント!!!!という言葉が似合いすぎる。話し方や所作、笑顔までもがお上品。こんなエレガントに歳を重ねていきたいものだ。
収穫結果。「口より手を動かしなさい」というのは、小さい頃からよく言われたものた。
その後は、紅茶工場で茶葉になるまでを見学。
Tea Tasting(紅茶テイスティング)アクティビティー
ホテルのロビーに戻り、Tea Tasting。4種類の紅茶をテイスティング。
ずずずずと音を立てて空気を含みながら紅茶を口に運ぶ。口の中で味を確認し、飲み込まずにバケツに出す、というのが一連の流れ。もう全部普通に飲み込みたいと思いながらテイスティング。
テイスティング終了後は、好きな紅茶をお腹いっぱい飲めるし、お土産を買う事も出来る。
イギリスのご夫婦も、紅茶工場のおばちゃんも1日に5~6杯は紅茶を飲むらしい。紅茶は身体に良いからもっと飲むことを勧められた。
約2時間ほどのアクティビティが終了。「Tea Plucking」「Tea Tasting」どっちも楽しかったけど、個人的には緑に囲まれ、太陽を浴びて、美味しい空気をたくさん吸い、最高にリフレッシュが出来た。
本当はアフタヌーンティーもしたかったが、朝食食べすぎにより断念。
大自然の中ティーラテを頂く。
チェックアウト
チェックアウトの際には、お土産で紅茶の葉っぱを頂いた。
Heritance Tea Factoryのスタッフさんたちは、みなさんホスピタリティが非常に高い。セキュリティなのか、ドアマンなのかのスタッフさんは、ずっと「履いてますよ」と我々を楽しませてくれたし、写真の撮り方がやたら上手い。
みなさん「Googleレビューに自分の名前を書いてください」と主張強めに名札を見せてくれる。書いてもらったらインセンティブでも入るのだろうか。
1泊2日で充分楽しめたので、相当な紅茶好きでない限りは、そのくらいで良いのかもしれない。ちょっと遠いけど足を運ぶ価値あり。