対決!オールドデジカメLUMIX DMC-FT2 vs 最新ミラーレス一眼EOS R7 in 銀座
同じ題材を2つのカメラで撮影してみました
対決!とか少し大げさなタイトルですが何のことはない、CPS銀座にカメラのメンテナンスを出しての待ち時間でLUMIX DMC-FT2とEOS R7のレンズキットで撮影しながら散歩してみたというお話です。
2枚の写真は横幅を1200pxにリサイズしていますが、それ以外は全くの撮って出しとなっています。
描写力は見れば歴然にEOS R7の圧勝ですが、色味だの雰囲気だのはLUMIX DMC-FT2もかなりいい感じかな?LUMIX DMC-FT2はLUMIX の主力マイクロフォーサーズミラーレスであるG系と縦横比を合わせてあるので4:3の比率となっています。
LUMIX DMC-FT2で逆光の中の和光時計台を撮ってみると、太陽の逆光で空がハレーションを起こしています。また時計台そのものの解像が出来ていない上に周辺光量はガクッと落ちており光学性能の経年を感じさせます。しかしオールドコンデジはそこを楽しむための様なものなので、むしろいとおしさを感じます。それに比べてEOS R7 + RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMレンズキットの逆光耐性の強さ!時計台の文字もくっきりと読むことが出来ます。
2台で青空を撮り比べてみましたが、CMYKとRGBくらい色味に差が出ていて面白い。どちらがいい悪いではなく、好みも加味してみ比べて欲しいところです。
2台のカメラの広角端の画角は共にフルサイズで28㎜相当になるのですが、同じ画角とは思えない写りの差があります。これは端的に言って縦横比の差とも言えます。実際に重ねてみると歪みはLUMIX DMC-FT2の方が強いのですが、縦に短いEOS R7の方が歪んで見えるのが不思議なところ。
色味の他にも画素数や解像度や粒状性、ISO感度の違いがあるので仕事でLUMIX DMC-FT2を使うことは皆無ですが、LUMIX DMC-FT2のおかげで趣味に街頭スナップが入ってきているのは間違いありません。おもちゃ的なガジェットとしてのオールドデジカメ、オールドコンデジという遊びの遊び方が最近分かってきたような気がしてきています。
富士のX100VやリコーのGXなどとは戦えようの無いLUMIX DMC-FT2ですが、実家の引き出しに眠っていたものを久しぶりに起こしてみた、という遊び方を見つけてはしゃいでいる筆者です。