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『神戸怪談』田中俊行著 読了・トシの感性

こちら、
神戸時代の田中さんが伺える怪談集です

田中さんが関西在住の頃、何度かお目にかかったことがありますが、
最初は小柄でマニアックそうな方かなと思っていましたが、笑顔は優しい方です
絵が抜群に上手いですし
段々美しくなられて笑顔が増えたのは、きっとチャーミーちゃんをはじめとする呪物様達にちゃんと向き合っておられるからかと思いますね

そんな田中さんが書かれたこちらの本は
関西人の私には楽しくてこわい物です
あと、関西弁が読めないと「?」ってなるところがあるかもですね

では、ネタバレなしの読書感想文をば

まずは帯裏にありますが、

兵庫県神戸市ー歴史ある港町に息づく、
山・海・人にまつわる不思議の数々を、
灘区出身のオカルトコレクターが綴る
奇想の神戸裏ガイド!

です


神戸と一括りにしたら、遠方の方は
駅で言うと『三宮〜元町』だと思われる方が多いと思いますが、実は広いんです
海側だと思っていたら山側もあります

そして昔から歴史上出てくる場所でもありますので、それこそ落武者の亡霊もありありです
更に、この本の中にはもっともっと古い霊まで紹介されます

そんな所まで読んでいくと、田中さんのオカルトコレクターは本物である事がよく分かります

また異国情緒のあるお話や、とある事件について、UFO、ちょっと神戸から飛び越えた田中さんがやんちゃだった頃の街尼崎も出てきますし、ちょっと恐怖の視点が異なるお話もあります


百話ないので安心して読めます
竹書房怪談文庫です

ま、読んでみ

✳︎この本のお話が出てきます

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