リモート入社した新入社員のアウェイ感の乗り越え方
note株式会社に入社し10日ほどが過ぎました。面接から、入社日、入社後も基本リモートです。
将来は、森の中で、リスがどんぐりを窓際にそっと置いてくれる的な環境の中で、リモート勤務でバリバリ働きたい・・という夢をもっている私には願ったり叶ったりでしたが、正直戸惑いもありました。
アウェイ感、バーチャル感を感じがちなリモート入社、その乗り越え方について思うところを綴りたいと思います。
面接はオンライン、入社日もリモート勤務
note株式会社では、2020年3月下旬から原則在宅勤務、6月1日から在宅勤務推奨が行なわれてきました。
私の採用面接も1回目はリアル対面でしたが、そのあとはオールオンライン。さらに入社した7/1には、ちょうどこんな制度も会社に導入されました。
noteは在宅勤務をベースとしたフレキシブル出社制度を無期限で導入https://note.jp/n/nf0985293c654
これは、すごい。ますます、森に近づいています、私。
入社日は、上京して(千葉県民なんです)、青山のオフィスに行って「入社したぜえ!」的な気持ちを高めようかと思ったのですが、この貴重なリモート入社経験を深めるため、入社日もリモート勤務にしてみました。そして、その後も基本リモートで働いています。
やっぱり実感がわかなかった初出社
さて入社初日。ドキドキしながらリモート出勤しました。
入社後のオンボーディング、そして配属部署での研修プランは超しっかり用意してもらっていて、必要な情報をスムーズにキャッチアップでき、本当に助かりました。zoom越しに会社のメンバーが笑顔で迎えいれてくれて本当に嬉しかったです。
一方、物理的にいる場所は家。いつものリビング。視界の端には子供達がビリビリに破いた障子。同じくリモート勤務な夫が、時折うろうろするいつものマイホーム。
(やっぱり初日は物理出社すればよかった...)
やはり実感がわかないというか、どうにもバーチャル感が否めません。
さらに、会社のslack(社内チャット)の情報量にもおののきました。誰が誰だかわからない。話の内容もわからない。「あたい、転校してきたな」という心理的アウェイ感は否めません。
このバーチャル感、アウェイ感を早々に乗り越えて、チームの一人として、起動していくには…と考えていた時、ふと「心理的安全性」という言葉が浮かびました。
Google社が人材開発のリサーチで着目し、その有用性を見出したのが心理的安全性です。
単に居心地が良い、波風が立たないという環境のことではなく「目的達成のために、チームのなかでより率直にものがいえる状態」とのこと。
個人的には、これは真理だと思っています。リモート勤務体制の組織においては、さらに重要ではなかろうか。
でもリモートで入社して、いきなり率直な行動を取るのって、ちょっとハードル高いですよねえ・・・。
さて、私の所属部署の研修に、仕事で特に関係する社員達と1on1をする、というものがありました。目的は私の会社や業務への理解を深めること。
ミッションや業務の話以外にも、趣味の話、家族や地元の話、noteに転職した経緯などなど・・10名強のメンバーの貴重な時間をもらってお話ししました。みなさん本当に優しくて、安心することができました。
さらに所属チーム内外の人たちとのwelcomランチも人事の方にセットしてもらい、入社後1週間で、直接話した人は20名強に!社員100名規模なので約20%ほどでしょうか。
そうすると、社内に「あの人知ってる!」という人がどんどん増えていくんですよね。
「あの仕事をしている○○さんだ」とか。
「愛の不時着にはまってる○○さんだ」とか。
この過程でアウェイ感、バーチャル感がだんだんと薄らいでいくのを感じました。
新入社員が心理的安全性を早期に高めていくには、社員一人一人と小さくてもつながりを持ったり、お互いの率直な想い(あるいは偏愛)を知ることが良い気がしています。
そして一番大事なのは、新入社員である自分自身の姿勢。
心理的安全性の提唱者であるハーバード大学の研究者、エイミー ・エドモンソン氏曰く以下とのこと。
「こんな基本的なことを聞いたら、まずいかな」「失敗しちゃったらどうしよう」的な気持ちが自宅で一人パソコンに向かってると芽生えるのですが、高速で後ろに捨てようと思います。
そして、直接会うのがなかなか難しい、社内の人とつながるきっかけ作りのために、自分の発信量を心持ち多めにするのも良さそう。(このnoteもその一環だったりする。)
発信する内容は仕事に関係なくっても、いやむしろ関係ない方がいいと思ってます。
雑談って、大切。人間だもの。
slackでも雑談的なことを、呟いたり、話しかけたりしよう。(私のこんなしょうもない投稿にスタンプをつけてくれてる!優しいなあ)
リモートでの働き方はこれからも模索していきたいなと思います。