暮らすように旅をする、ニューヨーカーになれた2つのこと
2022年9月12日から7泊9日間、アメリカNY州マンハッタンに旅行をした
思い出ばなしを綴っています。
窓からエンパイアステートビルディングが見える部屋
マンハッタンではAirbnbという民泊サイトを利用して7日間滞在。
Airbnbの存在を知った時から、海外1人旅をする時は
絶対にAirbnbで泊まりたかったのだ。
夢をかなえチェルシー地区のアパートメントに7日間お世話になった。
家主から合鍵を渡される瞬間、とてもウキウキした。
鍵はそこに住む人が持つもの。
家主のつけたキーホルダー付きの鍵は滞在中、
マンハッタンの住人であることを意識させてくれる1番のアイテムだった。
そしてホテル滞在では得られない、アパートメントに生活する人の
空気感を感じながら毎日過ごすことができた。
あふれるポストや床に置かれた荷物たち、どこかの誰かが帰ってきた扉の音、
通りのにぎやかな声、内廊下の匂い、毎日通ったスーパーマーケット、
今でも愛おしい素敵な景色の見える部屋の住人だった時間。
ホールフーズ課金
マンハッタンにWHOLE FOODS MARKET(ホールフーズマーケット)という
大の大のお気に入りになってしまったスーパーマーケットがある。
要するに意識高い系に好まれそうなスーパーなのである。
1ブロック半先にあるおしゃれなスーパーに私は6日間連続で通いつめた。
6日間で使った総額 $151.49 (21,663円 1$=143円)
日本じゃこんなに太っ腹に使わんです、私。推しに課金と同じノリでした、はい。
毎日のホールフーズ通いは主に食料品の調達だ。
夜ごはんや次の日の朝ごはん、日用品などはおみやげに。
温かなデリや驚くほどの種類のサラダバーで何を食べようか悩んでみたり。
人々が続々と買っていく大容量スープを食べきれないのに手を出してしまったり。
時には気取ってどでかいショッピングカートを転がしながら
買い物を楽しんでみたり。
1番の頻度で現れたホールフーズ。
写真を撮りまくるのが大好きな私が1枚も撮っていなかった、大反省だ……。
もはや旅人ではなくマンハッタンに溶け込んで生活をしていた、という
証拠になれば幸いです。
レディファーストVS遠慮
1つだけニューヨーカーになれなかった出来事がある。
最終日、私のスーツケースは思いのほか重くなってしまった。
アパートメントのエレベーターで一緒になった男性が
スーツケース運びを手伝うと申し出てくれた。
彼は片手に1冊の本をもっており、スーツケースが本当に重く
申し訳なかったので私は大丈夫、と告げた。
しかし彼はエレベーターを降りてからもずっと気にかけてくれ、
結局ガタつく私を助けてくれた。
レディファーストにあの遠慮が勝てるわけがなかった。
もし「ありがとう、助かります」とエレベーターの中で言えていたなら、
100%ニューヨーカーのまま帰国することができたのに……