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ハイブリッドワークは「電動アシスト自転車」

時短要請も解除されるなか、テレワークかオフィスかという議論はこれからも続きそうですが、例によって?メリット・デメリットを語るにしてもフル・リモートかフル・オフィスかという両極端な話が多いようです。

エッセンシャルワークを除くと実際はこれらを混ぜ合わせたハイブリッド・ワークが有望だとは思います。ハイブリッドワークは未来の働き方のように思えますが電動キックボードほど「まったく新しい」ではなくわたしたちが普段つかいする「電動アシスト自転車」くらいに捉えるとちょうどよいかなと思います。

自分もそうですが子どもの送り迎えなどに電動アシスト自転車は生活に欠かせないものとも言えます。

電動アシスト自転車は電動アシストなしの自転車(フルオフィス)を否定はしていません。サイクリングなどでの楽しみがあります。ただ昔は電動自転車とかなかったので子どもの送り迎えでもそういうのを使うのは軟弱だ、甘えだ、と言われても...と思います。

逆に足で漕ぐとかではなく全部バイク(フルリモート)にしろとも思いません。バイクはバイクで免許が必要だったり、いろいろな法律や維持などでの制約があります。電動アシスト自転車を製品化するには技術的な問題だけではなく、行政や関連団体でこれは「普通の自転車である」と認めてもらうことにも多大な努力があったことでしょう。

このこともさまざまな法律や規定、慣習の変化や捉え方を含めて「普通の働き方」としてハイブリッドワークを定着させていく動きと類似しているように思います。

もちろん電動アシスト自転車を必要としない環境や状況の人もいるでしょう。それはそれで良いと思います。ただ電動アシスト自転車をもはや特別ではなく、選択肢のひとつとして、子育て世代には半ば必須なものになっています。

わたしたちが普通だと思っている自転車を完全に置き換えるのではなく電動アシストというテクノロジーを入れ込んで共存させていく。ハイブリッドワークもそれくらいの塩梅がちょうどよいのではないでしょうか。

まったくの余談ですが電動アシスト自転車の歴史は1993年からのようです。

今の20代は電動アシスト自転車がない時代を知らないということですね。

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松下 慶太
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