前提の違いは重要(秋田市のスーパーに熊が侵入した件を見て)
まつけんです🐰
最近、秋田県秋田市のスーパーに立てこもる熊が話題になりました。
熊は無事に捕獲され駆除をされました。
ただ、この一件は本来であればそこまで注目を浴びる事ではありませんが、「熊をかわいそうだから殺すな」という人と、「人間のテリトリーに入った危ない存在だから殺す」という熊駆除に対する賛否がきっかけで、かなり話しが大きくなっています。
私はこの一件を目にして、「改めて、前提の理解って大事だな」と思いました。(私は熊を見た事がありませんが、賛成派です。)
賛成派の前提は?
おそらく、
秋田市の熊侵入のあったスーパーの労働者&利用者である
動物との共存はできるんだ!という考え (広い視野を持っている人)
野生の熊を知っている人
だと思います。そりゃ、利用者にとっては近くのスーパーにいけなくなると、少し遠出してまで違うスーパーに足を運ぶ事になり、労働者もその分の給与がもらえない事で、生活が少しキツくなります。
共存に関しては、「熊は山森人は平野」という棲み分けを行っており、すでの共存はできている一方で、その領域を踏み越えたから駆除は当たり前だという考えだと思います。
また、私は見たことがありませんが、野生の熊を知っているため、駆除しないとまずいという考えの方もいると思います。
否定派の前提は?
おそらく、
人間と動物は共存できるんだ!という考え (狭い視野を持っている人)
熊を実際に見たことが無い人 (熊はプーさんみたいでしょ!)
動物園の熊しか知らない人 (安全圏にいる人たち)
熊が日本語をしゃべり、電話をかけた (私は熊だ!)
ぐらいが前提だと思います。否定派の意味での動物との共存は、おそらく「熊と人間が同じ領域に住むことができる」という意味だと思います。層で無くとも、「動物園に入れれば良いじゃ無いか?」という考えもあると思います。
また、熊=プーさんの方もいらっしゃると思います。これはにわかに理解しがたいですが…
動物園の熊しか知らない人はたくさんいると思いますし、私もそうです。その前提だと「熊=愛らしい動物」と取られても仕方ないと思います。
最後はちょっぴり面白いですが、熊が熊を駆除することを否定している、あるいは私は熊であるという前提です。そりゃ否定しますよね。
クレームのほとんどは県外から
▽ こちらリンク
この情報によると、クレームのほとんどが県外からという事実が公開されたらしいです。
ようは、前提の「安全圏にいる人たち」がクレームを入れているみたいです。
自分は関係ないけど、ダメだろと言っているのです。
似た論争「能登半島を復興すべきか否か」
これも、国会や世間で議論がヒートアップしていますが、結局は安全圏にいる人たちが加熱しているだけです。
民主主義である日本は確かに多数決で物事を決めますが、ある場所(地域)のことを関係の無い(安全圏にいる)人間がとやかく言って勝手に進めたり、損害を与えるのはどうなのでしょうか?