見出し画像

【随想】 「男女比率」の話

 投票日が迫ってきた。
 我が“清き一票”を何処に投ずるべきか、未だ決めかねている。
 そんなとき捲っていた新聞で、
「女性議員 増」
 
という文字が目に止まった。新聞としては、
 他所よその国の女性議員は何%いるのだから、日本ウチらもそのくらいにしないと世間体が悪い」
 
と言いたいらしい。しかし、このの記事を読むといつも違和感を覚える。
 なぜなら、現在いまの日本の政界に必要なのは「男女比率」云々ウンヌンではなく、職務に対する「意欲」と実務を遂行できる「能力」をもつ“人材”だと思うからダ。「男女比率」の数字は副次的な状態だと考える。
 そうは言っても、「性別」によって「意欲」「能力」が活かせないという現実は、本人にとっては至極不本意なコトであろう。だが、「意欲」も「能力」も無いまま「性別(男女問わず)」だけ﹅﹅で政界に担ぎ出されるというのも、是又ツラかろう。
 閑話休題それはともかく。国体(「スポーツ大会」ではない)を健全な状態にするには、「意欲」と「能力」を兼ね備えた人材(男女問わず)の国政への登用が求められる。急務である。「議員の男女比率」が問題ではない。
 集え! 「意欲」と「能力」のある者!!
 それを踏まえて、我が“清き一票”の行先を思案していると、今晩きょうも眠れなくなってしまうのじゃ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?