【随想】 京坂見聞録−②
大阪名物“串カツ”のコト。
串カツを食べるときに“ソース2度づけ厳禁”という作法がある。もし食べている途中でソースが足りないと感じたら、串カツと共に給されている“キャベツ”でソースを掬ってカツに掛けるという。
ふと不思議に思う。
この「ひとつの容器に入ったソースを共有する」という食文化は何処に起源があるのだろうか?
関東者ならソースを小瓶に分けて各テーブルに置くと思うが、なぜ大阪では“小瓶文化”が発達しなかったのだろうか?
また、大阪では何でも串に刺して揚げる“串刺文化”があるという。ならば、焼鳥屋も多いのだろうか。串カツの店はよく耳にするが、焼鳥屋の話はあまり聞かない。
これは、“小瓶文化”と共に調査しなければならない。