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もし、明日からフリーランスになれって言われたら、何を強みにして、どうやって生きていく?

強いフリーランスの条件って何だろう?

そういうことを、よく考える。

ただ、これ、会社員として働いている人にも考えてもらいたいなー、と思っていること。

もし、明日からフリーランスになれって言われたら、何を強みにして、どうやって生きていく?

もともとは、フリーランスって例外的な生き方だろうと思っていたんだけど、世の中の動きを見ていると、これからは会社員にもフリーランス的な資質が求められるようになりそうなのよね。

今は、まだ、「会社が社員を養うのは当たり前」という風潮がとても強い。

会社は雇用した人を簡単には解雇できないし、働き方改革だって、「人が自らの働き方を改革する」のではなく、「会社が社員の働き方を改革する」という図式になっている。

先程の質問、「もし、明日からフリーランスになれって言われたら?」にも、すぐには答えられない人が大半だと思う。

つまり、多くの人は会社に依存して生きている。

でも、この状況が変わりつつある。

実際、フリーランス人口は増えているし、副業やパラレルキャリアの動きも加速している。

また、組織論の主流は自律分散型に向かっていて、「いかに個が主体的に動ける環境をつくるか?」、「どうすれば人をマネジメントしなくて済むか?」といった論点に移行している。

その流れを踏まえた上で、もう一度、働き方改革を考えてみてほしい。

多くの人が、まだ、「働き方改革 = 会社が社員の待遇を良くすること」と捉えている節があるけど、主語が「会社」になっている時点で、人が会社に依存するところから離れられていない。

真の働き方改革を望むなら、その主語は「会社および人」であったほうがいい。

つまり、「働き方改革 = 会社が人を管理することを手放し、人が会社への依存を手放す」ということ。

それは、会社から人が自律していくプロセスとなる。

会社側に集中していた権利はどんどん個人に移行していき、同時に、人が会社に依存していた部分もどんどん個人の責任に移行していく。

主導権が会社から人へ移る感じ。

結果として、人は多様な働き方を手に入れ、会社は自律分散型の強さを手に入れる。

その代わり、人は自己責任の範疇が増え、会社は人を囲っておくことができなくなる、ということ。

お互い、都合のいいことばかりではないけれど、それが健全な働き方改革だと思う。

今のように、主導権が会社に集中したままでの働き方改革は、あまりにも会社側の負担が大きくなりすぎるので、まもなく破綻するんじゃないかな。

会社が待遇改善によって人をつなぎとめる、という考え方だと、人の依存度がますます大きくなってしまって、すぐに限界が来る。

そして、会社だけでなく、人だって働き方改革を始めないとね、という流れが起きると思う。

そこからが、真の働き方改革。

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トモさん(松井 知敬)
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