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インクルーシブな社会ってなんだ?

「インクルーシブ = 包括的な/すべてを含んだ」という意味合いで、誰も切り捨てない、ひとりひとりを尊重する、そんな社会を目指そうという流れがある。

これまでの社会って、平均的な型みたいなものに合わせることをよしとする傾向があったと思うのよね。

型に合わせるのは、安心できるし、ラクでいいんだけど、ただ、合わせられない人は肩身が狭くなる。

そこ、変えていこうよ!という流れだと解釈している。

障がい者福祉の文脈で語られることの多い概念だけど、他にもいろんなところでこの流れは起きていて、たとえば「多様な働き方」というのも、そう。

子育て中の人、介護中の人、障がいのある人、外国人、LGBTなど、型に合わせにくい人たちは、独自の働き方環境を整備すればいいんじゃない?という流れだと言える。

こういったインクルーシブの概念って、突き詰めていくと、最終的には、「人類ひとりひとりが生きやすい生き方を選択する」というところに行き着く。

人類って、ひとりで生きるのは大変だから、組織で生きることを選択し、組織で生きる以上、組織に合わせることを重視してきた背景があると思うのよね。

その揺り戻しが起きているのか、技術の進歩がそうさせているのか、人の尊厳を重視していった結果なのか。

いろいろとインクルーシブ化の理由を考えてみているんだけど、これはこれでなかなか面白い。

まあ、これから、わたしたちは考え方や生き方をこの流れにフィットさせていくことになる訳だから、できるだけ早目に対応しておきたいところ。

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