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【RIC体験記:第3回】 気づきから求めているものを知る

さて、「Reflection(振り返り)」フェーズも最終回。

第3回「気づきから求めているものを知る」では、前回あげた出来事をあらためて振り返り、感じたことを書き出す。

何を書こうかなーと、これまで提出した2枚のシートを眺めていて、気づいたことがある。

それは、自分の中に在る「大きすぎる欲求」。

活躍したい、有名になりたい、何かを成したい、非凡な人生を送りたい・・

そんな純粋な欲求が、こどもの頃からずっとわたしの中に在る。

その欲求はわたしの原動力にもなっていて、ずっと挑戦し続けていられるのは、その欲求のおかげ。

・・なんだけど、一方で、何かを求める度に「また手に入らなかった」という失望が増えていく。

結局のところ、平凡なわたしには、自分の中に在る純粋な欲求が大きすぎて手に余る。

わたしの器では、自分の欲求にちゃんと応えられない。

だからだな・・ずっと失望の沼に埋もれて生きている。

そうか、この「大きすぎる欲求」と折り合いをつけるために、「在りたい自分に近づく」ことを目指すようになったのか。

でも、叶うものなら、求めたものをそのまま手に入れたいし、折り合いをつけなくて済むだけの結果がほしい。

そんな本音も、できるだけ見せないようにして生きてきた。

人に対しても、自分に対しても。


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そんな発見もありつつ、3回目の集まりに参加。

3回目となると、もう、かなり打ち解けた雰囲気。

そして、みんなに報告。

一度きりの人生を後悔したくないという想い、自分の気持ちに正直であろうとする姿勢、それを実践しようと自分中心の生き方を選択してきたこと・・すべては「大きすぎる欲求」に起因していた、と。

そして、「大きすぎる欲求」のせいでいつも満たされずにいる、と。

他の参加者から、「なぜそこに気づいたの?」と聞かれた。

「なんでだろ?」と自問自答し、出た答えは、「どうしても言いたくなかったことに目を向けたから」だった。

見せたくなかったし、見たくなかったのよね。

自分に失望し、屈辱と劣等感にまみれている自分を。

見ないようにしていること、言いたくないこと、認めたくないこと・・

そこに、自分にとっての真実が在るんだと思う。

つい先週まで、「自分中心の生き方しかできない自分」が課題の根源だと思っていたけど、それって別に人に言えないことではなかった。

わたしにとっての真実は、そこではなかった。

「Reflection(振り返り)」の3週間で、自分でも理解しきれていなかったところに到達できた。

またひとつ、心のバリアを外せたな。

第4回:現状と過去の関連性から自己探求」へ続く。


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トモさん(松井 知敬)
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