こどもとおとな、段差のない関係|6月24日(水)みんなのオンライン教室レポ
「みんなのオンライン教室」運営メンバーの松井(トモさん)です。
6/24(水)は、午前枠の担当でした。
トモさんとこども1名で、「トモさんクラス」スタート。
まず、ふたりでYouTube動画を観ることに。
先日、「らすかるクラス」に参加した子が、らすかる(平野佑典)と一緒にYouTube動画を制作して公開していたので、まず、そちらを検索。
○○○:なんて検索したらいい?
トモさん:らすかるルーム。らすかるまでひらがなで、ルームはカタカナ。
○○○:あったー。
トモさん:△△△の描いた似顔絵が使われているでー。ナレーション音声も、△△△がつくったんやってー。
○○○:すごーい。
こどもたち同士、刺激し合ってくれたらいいなーと思います。
その後は、ふたりでTikTokのまとめ動画(YouTube)を観ることに。
わたしがTikTokに詳しくないので、その子主導で進んでいきます。
言われてするのではなく、自発的な行動なので、やっぱりすごく楽しそう。
「投稿するの、ほとんど女の子やねん」
「投稿内容って、誰が考えているんやろね」
「YouTubeって、再生スピード遅くできるよー」
そんなことを話しながら、時間を過ごしていました。
と、ここで2人目の子が参加。
「トモさんクラス」は、好きなことをしていい時間なので、ひとりは引き続きYouTube閲覧、ひとりはホワイトボードにお絵描き。
みんなでたわいない会話をしながら。
後で入ってきた子は、らすかると一緒にYouTube動画を制作した子。
どうやってつくっていったのか、過程を聞かせてもらいました。
その子とらすかる、ふたりでシナリオを考え、オチも考え、撮影して、編集して、公開したとのこと。
らすかるに教えられてその子がつくったのではなく、ふたりで話し合って、共同でつくりあげたというのが、いい。
そのすべてを2時間のクラス中に完結したというのも、すごい。
おとな顔負けのリモートワークが実現していますね。
「らすかるクラス」は何かをつくることがテーマなので、つくるのが好きな子は、ぜひ「らすかるクラス」へ。
さて、後半は「夏休みのオンライン教室、どうする?」という話題へ。
トモさん:1週間で何かするのってどう?
△△△:みんなで自由研究したら面白そう!
○○○:したーい。
△△△:わたし、自由研究はね、楽しくないとすぐやめちゃう。友達と一緒のほうがはかどりそう。
トモさん:発表をYouTubeでしたらどうやろ?
○○○:いいと思う。紙に書くの苦手。
「トモさんクラス」は、会話がメインのクラスですが、正直、2時間のクラス中、ずっと会話が続いている訳ではありません。
こどもがもくもくとゲームしていたり、動画を観ていたりして、こちらからの声掛けに反応しないこともしょっちゅうです。
それもOK。
こどもたちの意志を尊重し、こちらから何かを強制することはしません。
2時間をどう過ごすか、自分で決めてもらっています。
一方が一方に強制した時点で、両者の間には必ず上下関係が生まれます。
その段差をつくりたくないんです。
段差があると、こどもたちは敏感にこちらの真意を汲み取って行動します。
わたしは、自分の思ったことをこどもたちに伝えますが、対等な関係であれば、あくまでひとつの意見として伝わり、忖度の対象にはなりません。
そのための場づくり。
そうやって、こちらがのんびり待っていると、「お!」と感じる瞬間は必ずやって来るんですよね。
その瞬間のための2時間とも言えますね。
こちらから成果を求めることはしませんが、「お!」という成果が見えるのはもちろん嬉しい^^。
ついてきた成果は、こちらでも報告していきますねー。