[2024/05/08] ロンボクだより(111):隣家の泣き声(岡本みどり)
~『よりどりインドネシア』第165号(2024年5月8日発行)所収~
みなさん、こんにちは。ゴールデン・ウィーク、楽しく過ごされたでしょうか。インドネシアは、今年は5月に連休が続いています。4月のレバラン休暇から「よーし、いくぞー」モードに切り替わることなく、ズルズルと少し働いては休み、また働いては休み・・・で、南国サンタイ・モードから抜け出せません。
と、明るく話していますが、今回は、少しシリアスな話です。
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今年に入ったあたりからでしょうか、西隣の家から泣き声が聞こえるようになりました。すすり泣くような声の日もあれば、大きな声の日もありました。
隣家の敷地には、3つの家があります。我が家に近いほうから順に、敷地の持ち主の息子家族の家、敷地の持ち主の家、60歳前後のご夫婦が住む借家です。
一体誰が泣いているのか・・・。女性の声であることは間違いありませんが、誰かを特定することはできません。
何かの病気なのか、その声は「痛い、痛い」と言うこともありました。はっきりとは聞き取れませんが、泣くのを制する男性の声も聞こえるので、家族が知らないのでもなさそうです。
気になりますが、私が伺うのは大きなお世話かもしれないと思い、ずっと気を揉むだけ揉んで、見守るばかりでした。
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