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よりどりインドネシア第180号(2024年12月23日発行)

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原子力発電所建設計画の復活/ロンボクだより(ムシャワラってなんだ?)/ウォノソボライフ(小銭をめぐる生活)/映画往復書簡(「ノッてる女優」ラウラ・バスキの2024年)
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記事一覧

[2024/12/23] 原子力発電所建設計画の復活 ~原子力エネルギー利用の夢は実現するか~ (松井和久)

~『よりどりインドネシア』第180号(2024年12月23日発行)所収~ はじめに2024年10月に発足したプラボウォ新政権は、国家エネルギー協議会(Dewan Energi Nasional: DEN)を通じて、原子力発電所建設を推進することを明確に表明しました。 原子力発電所建設については、これまでも継続的に検討されてきましたが、政令2014年第79号で定められた国家エネルギー政策(Kebijakan Energi Nasional: KEN)では、原子力利用は最終手

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[2024/12/23] ロンボクだより(116):ムシャワラってなんだ?(岡本みどり)

~『よりどりインドネシア』第180号(2024年12月23日発行)所収~ みなさん、こんにちは。師走ですね。子どもたちも学校が終わって、年末年始の休暇に入りました。休暇の前に返却された、娘の期末テストの解答用紙を見ていると、「よくこんなに難しい勉強を頑張っているなぁ」と思います。今回は、テストよりもっと難しいかもしれない、親族会議の話です。 ********** その単語とはじめて出会ったのは、今から4年前、娘が小学一年生のときでした。 「パンチャシラ(建国五原則)を

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[2024/12/23] ウォノソボライフ(81):小銭をめぐる生活(神道有子)

~『よりどりインドネシア』第180号(2024年12月23日発行)所収~ 先日、スマトラ島のリアウにて、銀行に約8kgの硬貨を持ち込んで両替をしようとした男性が門前払いになったとして話題になっていました。門前払いどころか、職員に「(その硬貨を)捨てろ」と言われたとのことで怒りの声をあげたため、注目を集めたものです。これに関しては、すぐに銀行側から釈明が出され、「両替は決まった曜日と場所が指定されているため、あの場では受け付けられなかった、アプリなどで事前予約ができるためそち

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[2024/12/23] 往復書簡-インドネシア映画縦横無尽 第94信:「ノッてる女優」ラウラ・バスキの2024年 ~映画『いつまでもともに』、『ハートブレイクモーテル』より~(横山裕一)

~『よりどりインドネシア』第180号(2024年12月23日発行)所収~ 轟(とどろき)英明 様 2024年もあとわずか。轟さんの前書簡では日本はすでに冬模様とのことなので、年末の現在は更に本格化しているかと思います。お身体にお気をつけください。私は雪国に住んだ経験があるものの寒いのが苦手なうえ、前職がカレンダーとあまり関係のない出勤だったため、インドネシアでの気温30度の暑い一日だけの正月休みを迎えるのが合っているようです。轟さんが前回紹介したラッキー・クスワンディ監督

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