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よりどりインドネシア第175号(2024年10月9日発行)

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さらば、ジョコウィ大統領/ロンボクだより(ロンボク島のお菓子教室)/映画往復書簡(ホラー+コメディは最強か)/スラウェシ市民通信(不法伐採の後を追って)
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記事一覧

さらば、ジョコウィ大統領~プラボウォ次期政権での影響力維持は困難~(松井和久)

〜『よりどりインドネシア』第175号(2024年10月9日発行)所収〜 10月20日のジョコ・ウィドド(通称:ジョコウィ)大統領退任、プラボウォ新大統領就任を前に、インドネシアの政局は早くも新政権へ向けての動きへ加速しています。ジョコウィ大統領は、プラボウォ新政権になっても自身の影響力を維持しようと動いてきましたが、現実にはかなり難しい状況になってきました。 その理由は大きく二つあります。第1に、ジョコウィ大統領の息子2人の問題です。次期副大統領となる長男のギブラン氏は、

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ロンボクだより(114):ロンボク島のお菓子教室(岡本みどり)

〜『よりどりインドネシア』第175号(2024年10月9日発行)所収〜 皆さん、こんにちは。日本は少しずつ涼しくなってきたと聞きました。みなさんのお住いはいかがですか。ロンボク島は雨季到来。毎日ではありませんが、大雨が降るようになりました。今回は、まだ雨季がくる前の先月に、青空のもとでおやつ作りを教わったお話です。 ********** 前回の『ロンボクだより』でお話した、イネさんが亡くなりました。 前日までいつもどおりに庭のテラスに腰掛けていたのに、その日の朝起きて

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往復書簡-インドネシア映画縦横無尽 第90信:2024年のトレンドキーワード、「ホラー・コメディ」~笑いと恐怖の融合は最強コンテンツなのか?~(横山裕一)

〜『よりどりインドネシア』第175号(2024年10月9日発行)所収〜 轟(とどろき)英明 様 今回で往復書簡も第90信です。これまで轟さんと順番に映画を通したインドネシアのあれこれを50本近く綴り、このペースだと来年前半には第100信に至ります。米大リーグの大谷翔平選手の本塁打数と盗塁数記録みたいな表現になってしまいましたが、それだけインドネシアに関する興味は尽きないということを改めて感じています。 前回の轟さんが触れた、ネットフリックス配信の日本ドラマ『地面師たち』

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スラウェシ市民通信(12):違法伐採の後を追いかけて(2008年2月翻訳)(マッテワッカン/松井和久訳)

〜『よりどりインドネシア』第175号(2024年10月9日発行)所収〜 インドネシアの森林における違法伐採行為については、国内外のメディアがいろいろな形で監視を行っている。そうしたジャーナリスティックな報告では、一般に、法や規則の適用が不十分で、中央あるいは地方レベルでの特定人物の「後ろ盾」が強いため、違法伐採行為への取り締りが難しく、年間6億ドルもの国家損失をもたらしている、と結論づけている。 社会経済調査で村へ2006年9月、筆者は、南スラウェシ州東ルウ県トウティ郡ト

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