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よりどりインドネシア第174号(2024年9月24日発行)

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いんどねしあ風土記(ムアロジャンビ寺院群遺跡)/東京近郊に暮らすインドネシア人(アイ先生)/ウォノソボライフ(孔子廟と仏教寺院)/映画往復書簡(『母象』結婚コメディから妊活コメデ…
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記事一覧

いんどねしあ風土記(57):知られざる古代の仏教国際大学、ムアロジャンビ寺院群遺跡~スマトラ島ジャンビ州~(横山裕一)

~『よりどりインドネシア』第174号(2024年9月24日発行)所収~ インドネシアの仏教遺跡といえばボロブドゥール遺跡が有名だが、ジャワ仏教の源流でもあり、遥かチベット仏教などにも影響を与えたとされる大規模な仏教遺跡がスマトラ島ジャンビ州にある。6世紀から13世紀にわたるムアロジャンビ寺院群遺跡で、約4,000ヘクタールにも及ぶ範囲に115もの寺院跡が確認されている。遺跡は仏教や学問の教育機関として、当時インドのナーランダ僧院と並んでアジアの仏教学問の中心地だったことが徐

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東京近郊に暮らすインドネシア人(2)日本で数千人にインドネシア語を教えたアイ先生の45年(西野恵子)

~『よりどりインドネシア』第174号(2024年9月24日発行)所収~ みなさま、こんにちは。西野恵子です。東京近郊に暮らすインドネシア人へのインタビュー記事をお送りするシリーズ、第2回目をお届けいたします。 前回、はじめての記事を公開したところ、たくさんの方からメッセージをいただきました。第1回目:ミヤ・ドゥイ・ロスティカさんはこちらから。 いただいたメッセージの内容は、ミヤさんへの愛が溢れるものばかりで、私まで心が温まりました。ミヤさんの人生物語の一部を文章として残

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ウォノソボライフ(78):ウォノソボの孔子廟と仏教寺院(神道有子)

~『よりどりインドネシア』第174号(2024年9月24日発行)所収~ 先日9月17日は中秋の名月でした。こちらでも雲は多かったものの夜半にかけては綺麗な満月を拝むことができました。 日本人にとっては中秋の名月といえばススキとお月見団子といったところですが、中国文化圏では中秋節として家族が揃ってお祝いをする日でもあります。インドネシアの華人の間でも月餅を食べる習慣があり、この時期になると美しく装飾された箱に入った月餅が売り出されるようになります。 ウォノソボでは中秋節の

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往復書簡-インドネシア映画縦横無尽 第89信:『母象』シーズン1の結婚コメディからシーズン2は妊活コメディへ ~妊活コメディのモヤモヤ~(轟英明)

~『よりどりインドネシア』第174号(2024年9月24日発行)所収~ 横山裕一様 すでに9月も半ばを過ぎ、本来であれば秋らしく涼しい毎日のはずですが、今なお日本の各地で猛暑日の日数を更新、先日は東京でも最高気温35度に達したとの報道がありました。いやはや、早く来い来いお正月、です。 ところで、最近世界的に大ヒットしている日本発Netflix配信作品といえば、綾野剛やトヨエツこと豊川悦司が主演している『地面師たち』ですが、横山さんはもう鑑賞されたでしょうか。私は先日イッ

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続・インドネシア政経ウォッチ再掲(第74~77回)(松井和久)

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