マガジンのカバー画像

よりどりインドネシア第184号(2025年2月23日発行)

5
インドネシア経済短信(2024年成長率と予算「効率化」)/ロンボクだより(イスラームの寺子屋)/ラサ・サヤン(アイデンティティ・伝統・変化)/ウォノソボライフ(KKNを迎えて)/…
メンバーシップ登録すれば月2回・825円(本マガジンならば450円×月2回)で、本誌記事及び過去記…
¥450
運営しているクリエイター

記事一覧

ウォノソボライフ(83):KKNを迎えるということ(神道有子)

〜『よりどりインドネシア』第184号(2025年2月23日発行)所収〜 3年前、『踊り子の村での奉仕活動(KKN di desa penari)』というホラー映画がインドネシアで大ヒットを記録し、『よりどりインドネシア』誌上でもたびたび話題となっていました。この映画でKKN(Kuliah Kerja Nyata)、直訳するとという言葉がより広く浸透しましたが、これは大学生による奉仕実習であり、田舎に滞在して地域の活動に参加するというものです。 私の住む村は、こうしたKKN

¥150

ラサ・サヤン(60):~アイデンティティ、伝統、変化~(石川礼子)

〜『よりどりインドネシア』第184号(2025年2月23日発行)〜 春節の始まりと終わり今年も春節がやってきました。我が家も春節の二週間くらい前から、料理好きの主人がそわそわし出します。伝統市場での買い出しが始まり、春節のお祝い用の料理の下ごしらえを少しずつ始めます。 春節のことを「旧正月」とも呼びますが、「旧正月」とは、日本が明治5年以前に採用していた太陰暦でいうお正月のことで、明治6年に現在、日本が採用している太陽暦「グレゴリオ暦」における正月と区別するために、日本で

¥150

ロンボクだより(119):イスラームの寺小屋(岡本みどり)

〜『よりどりインドネシア』第184号(2025年2月23日発行)所収〜 みなさん、こんにちは。2月9日から数日間、ロンボク島では雨と風が荒れ狂い、被害が相次ぎました。しかし、なんとか暴風雨は通り過ぎ、ここ数日は晴れ間も見えます。断食月を目前に、気分も盛り上がってきました。今回は、子どもたちのイスラーム学習について書いていきます。 ********** ロンボク島の子どもたちは、ほとんどが塾に通っていません。 ロンボク最大の市街地であるマタラム市では塾の看板を見ることが

¥150

インドネシア経済短信(1):2024年成長率目標未達成、2025年予算「効率化」(松井和久)

この記事はメンバーシップに加入すると読めます

往復書簡-インドネシア映画縦横無尽 第98信:人気若手俳優二人の家族ドラマ対決 ~映画『若おじさんと7人の子供たち』vs『無感覚の先にあるもの』~(横山裕一)

〜『よりどりインドネシア』第184号(2025年2月23日発行)所収〜 轟(とどろき)英明 様 年が明けたと思ったら早くも3月まであとわずか、2月末からはイスラム教徒にとっての断食月も始まります。真摯に断食を行なっている人たちには申し訳ありませんが、一日の断食明けにもてなされるこの時期ならではの食べ物、飲み物を今年も愉しませていただこうかと思っています。 ********** さて、前回までに轟さんが取り上げた映画『やがて、霞立ち込めて』(Kabut Berduri/

¥150