見出し画像

Shiobara UCHINOURA Trail 2024

2024年7月7日に開催された「Shiobara UCHINOURA Trail 2024」に出場しました。NO-BORDERの仲間に誘われ、久しぶりのリレーマラソン。7月という酷暑の季節と、1周3㎞強のトレイルということもあり、ジョグで練習代わりに、そして仲間と楽しめればいいくらいの気持ちで参加しました。

6時前、この時期にしてはまだ涼しい気温のなか、大学時代からの友人を拾い、会場へ向かいます。事前にほとんど何も調べていなかったので、旅館街を抜け、沢や緑のきれいな塩原の奥地にどんどん進むことにワクワク感が増していきます。

8時前には現地着。すでに暑い。この日は全国的に酷暑で、小山市では最高37度(夕方帰ってきてもまだまだ暑かった)、静岡では40度に到達していました。そんな酷暑の心配もあり、当初4時間だったリレーマラソンは3時間に短縮されました。

今回、仲間内では2チーム10名とソロ1名で出場。そのうち1人が子ども3人と奥さんも連れてきていました。僕も連れてきたかったなぁと思いつつ、息子は肌が弱いので連れてくるのは気が引けてしまいます。

チームでもそうですが、ほかのチームでも久しぶりにお会いする人が多かったです。コロナ禍を境に人と会う機会が減っていましたが、ここ最近は5年ぶりとかに会う人が多く、そして、お互い立場が変わっていても個人対個人で繋がっていたことを感じることができて、とてもうれしくなります。

コースは、約3.5㎞で高低差がこんな感じ。

UCHINOURA Trail 高低図

最初の数百メートルがロードで、トレイルに入ってからは10%前後の坂が続きます。そして、後半はその下り。前半に比べてつづら折りになっている部分が多いので斜度は下がりますが、所々急になっていたり、片側が斜面になっていたりと、スピードに乗ろうにも乗り切れないコース。いかにビビらないか、滑らないかでタイムに大きな影響がありそうです。

楽しめればいいと思っていたのと、走力が落ちているので意気込み過ぎなかったことが幸いしたのか、本格的な登りに入っても淡々と走り続けていたら何人か抜かすことができました。確かにきついのですが、止まったり歩いたりするほどではありません。地元の人が応援に出ていたり、深緑と日陰が気持ちいいと思いきやパッと畑と青空が開けたりと、トレイルならではの移り変わりがとても楽しいです。

下りに入ってから、わかりやすくびびってスピードに乗れなくなりました。サングラスで足場が見にくいことも影響しました(度入りのサングラスにしているので、走っているときはしないわけにはいかないのですが、こういうこともあるので、スポーツメガネかコンタクトを検討しようかな…)。それでも、ソロの部の仲間が近くで、しかも速く走っていたこともあって、引っ張られながら走り切りました。下りで出し切っていない分余裕を残したままで、タイムは19分19秒でした。このタイムがどんなもんなのかよくわからなかったのですが、ロードで僕より良いタイムで走っている人と比較してもだいぶ良かったので、トレイルの適正があるのかもしれません。
※登りは昔から苦手なので、トレイルも得意という認識はなかったのですが、このくらいの短い登りならちょうどよいのかも。もう少し登りが長かったらたぶんダメ。

5人チームで1周の距離も時間も長いので、休憩時間がとても長いです(時間弱休憩)。その間、写真を撮ったり、仲間たちとしゃべったり。暑い暑い夏に仲間とのんびり過ごす時間は、学生時代や部活を彷彿とさせる心地よい時間でした。

1本目でコースの概要は把握できたので、2本目は特に下りを改善して走り、18分56秒。きついけど、やっぱり楽しい。もともと登山は好きだし、昔トレイルに数回出た時も、景色や、時間を意識しすぎない開放感が良かったので、今後少しずつトレイルをやってもいいかなと思いました。

3時間に短縮したので、ほぼ全員が2本で終了。コースや暑さも考えると、2本で十分だったかな…笑 僕が参加した方のチームは男女混合の部で4位くらい。もう片方のチームは男性部門で1位!そしてソロも1位!

小さい規模の大会でしたが、コンセプトや地域の人のあたたかさを感じることができる、とても良い大会でした。「公」を使うランニングイベントは、やっぱりこうでなくちゃなぁ。

ちなみに、これを書いている2日後の今でも脚が筋肉痛です。筋肉痛になるなんていつ以来かわかりません。そもそも筋肉痛になるほど強度の高いランニングができないのですが、トレイルとなると自然と普段使わない筋肉を使うし、下りでは思っている以上に脚に衝撃が加わっているのだと思います。五感すべてで、普段のランニングやロードレースでは得られない刺激を感じるイベントでした。単調になりがちな日々なので、こういう機会をもっと増やしたいです。

帰りに数人で、「もみじ谷大吊橋」を散策しました。自分にも、友人たちにも家庭ができて、それぞれの時間を長く合わせることが難しくなっているので、こうやってランニング以外の時間もゆっくりと楽しむことができたのは、とても幸せでした。子育て真っ只中、そして働き盛りの世代なので、こういう機会を多くつくることは難しいですが、機会があるときにはそれを満喫できるようにしたいものです。

P.S. NO-BORDERのYouTubeチャンネルで今回の動画が公開されています。また、公式のXもできたようなので、ぜひそれぞれフォローをお願いします。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集