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わたしが、「フリーランス」という働き方を選んだきっかけ
本日より、「25歳OL、キャリアゼロからフリーランスデザイナーになるまで」というマガジンをスタートします。
私は新卒から4年勤めた建設会社を離れ、1月より本格的に個人事業主として活動をはじめています。現在の肩書きは「グラフィックデザイナー」ですが、デザイン経験は独学のみ。そんなわたしが、一人前のグラフィックデザイナーとして食べていけるようになるまでを赤裸々に綴っていきます。
失敗も、成功も全てさらけ出していきますので、これからフリーランスを目指したいと考えている方の参考になればと考えています。(すでに失敗エピソードのストックがいくつかあります…(笑))
どうぞ、あたたかい目で見守ってください。宜しくお願いします!
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ということで、第一回目は個人事業主として働くに至った経緯をお話します。
働き口も貯金ゼロ。でも、先に会社を辞めることを決めた。
前に勤めていた会社へは10月に退職の意を伝え、12月末付で正式に退職をしました。退職を告げた時点で次の働き口ゼロ、貯金ゼロというなんとも危機的な状態。
でも、デザイナーとして働きたい、今の環境に長くは居られないという強い気持ちがあったので、「なんとかするしかない!」という意気込みだけで行動を起こしていました。
この頃は転職エージェントをいくつか訪問しており、見切れないほどの求人メールが届く毎日。転職先としてふわっと考えていたのは、広告代理店。色々な媒体、クライアントとデザインの仕事がしたいという一心でした。
とはいえ、特別行きたい企業もなく、そのため熱量も少なく…エージェントからの連絡への返信もそこそこにただ、ふらふらしていました。
オンラインサロンの「縁」がわたしにきっかけを与えてくれた
12月に差しかかったころ、オンラインサロン(箕輪編集室)で出会った友人からあるメッセージが。
”元々CanCamの編集やっていた方のサロンの立ち上げに今携わっていて、0期生をあと1人募集してるんだけど、どうかな…?さらに人生を良くしていきたいけど、何から手をつけたらいいかわからない、みたいなちょっと人生に迷ってるけどポジティブなパワーがある人が対象なの…!”
基本的に感情が動くかそうでないかで行動を決断するわたし。答えは迷いなく「Yes」でした。ゼロイチが大好きだし、人生良くしていきたい気持ちに満ち溢れて転職を決意したのだから、当然の答えといえばそうかもしれません。
そこで加わったのが、「わたし革命塾」という少数精鋭のコミュニティでした。塾長は元CanCamの編集者であり、いくつもの会社を経営されているブランドプロデューサーの渡辺佳恵さんというお方。
佳恵さんと出会ったことがきっかけとなり、わたしはフリーランスとして活動を始めることになるのです。
スキルよりセンス! 技術は独学でいい。仕事を取れる人材になれ!
佳恵さんとお会いして2度目のこと。
とあるカフェで佳恵さんがわたしに仰った言葉がこちら。
「デザイナーとして自分という看板で食べていきたいなら、転職して技術ばかり磨いていたってダメ。デザインの技術は自分でいくらでも磨けるのだから、出来ることを広げて仕事を取れる人材になりなさい!」
そして、「デザイナー1本で食べていけるようになるまで、フリーランスの練習も兼ねてうちで働いたらどう?」となんともありがたいお話をいただいたのでした。
この言葉がきっかけとなり、わたしは佳恵さんの経営する会社の業務委託メンバーとしてデザインと事務作業をさせていただくことになりました。
形式的にはフリーランスですが、まだまだ補助輪をつけて走っている状態。半年後、デザイナー1本で食べていくことが今の目標です。
実はずっとフリーランスになりたかった
ここまで読まれた方には、わたしがなんとなく流されてフリーランスという道を選んだように見えていると思います。
でも決してそうではなく、ここ1〜2年、いえ、新卒で前の会社に就職した時からずっと、将来は個人で仕事を取って生きていくと決めていました。
フリーランス的働き方を目指していた理由は、大きく2つ。
1つ目は、将来子育てしながら経済面で自立して生きていきたかったから。(結婚の予定もないのに…)会社員でももちろん子育てはできる。でも私はできる限り家で仕事をしながら家庭を守りたいという気持ちがありました。そのためにも時間や場所に囚われない自由な働き方を獲得する必要があったのです。
2つ目は、「わたし」という看板で仕事をすることで、自分自身を成長させ、自信をつけたかったから。私は極端と言えるほど自分に自信がありません。ですが、一つの強い個として生きることで、その経験が私に自信を与えてくれると信じています。
これほど強くフリーランスを目指していたのに転職を考えていた理由は、根本的なスキルが足りず、自分には到底無理だと思っていたから。仕事を自分で取ることのできない自分には、「クラウドソーシングで今できることを死に物狂いでやること」くらいしか手段が思いつきませんでした。
いくら頑張ったところで月10万円程度しか稼げない。これじゃ生きていけない。だったら、「修行だと思って会社員を続けよう」という考えに至りました。
なので、オンラインサロンや友人からいただいたこの素敵な「縁」はわたしにとって諦めていた道をもう一度志すための大きな後押しとなったのです。
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ここまでが、働き口ゼロ、貯金ゼロで会社を辞め、一人前のフリーランスデザイナーを目指すことを決めた理由です。2020年がはじまり10日が経過しようとするところですが、楽しくも苦しい毎日を過ごしております。
仕事の中で気づいたことや失敗、苦悩、喜びなどをこれからも発信していきますので、どうぞよろしくお願いします!!