pure cold water
○喉の乾きを潤す一杯の水が如く
〈問題〉ダダダダーン!!!
文章に合はせて( )に当て嵌まるものを以下の三つより一つ選び、下記フォームよりポチっとご回答ください🥰!(所要時間二秒)
〈問題〉
( )後、
うんめえええええ!からの、
ふぅー、と一息ついた。
ア)寝起きで水を一杯飲んだ
イ)カレーを食べて一服した
ウ)その他、自由解答
ア)を選んだあなたは、とても素直な方です!あなたのそのままの真心を今後も抱き締めながら歩んでいつてください!ゆるーーーく応援してゐます!
イ)を選んだあなたにはオススメの動画があるので是非ご覧になつてください!
ウ)を選んだあなたは、自然とともに生きることができる自由闊達な方です!ご自身が自然もしくは宇宙の一部であると認識できたとき更なる力が発揮されるでせう!どうか前提をお間違へないやうに!
~~~*~~~*~~~*~~~
そして今日も文章の散歩中である。
行く先はある。しかし、迷子ではある。
只………迷子になることは多い。
実際外を歩いてゐるときなどもよく迷子に「なりたがつて」ゐる。
そんなときに思ひ掛けず出会ふもの、、、。
これは東池袋から江戸川橋方面へ下つてゐる途中の護国寺あたりの裏路地にて詠んだ歌である。(2014年)
道ばたに名もなき花の整ふも
だれ人知れず愛づるおもひを
縁側で日向ぼつこしてゐる猫ちやんにも出会へました。(同年)
雪解けの日向ぼつこの猫見つめ
冬の日差しの穏やかなるを
~~~*~~~*~~~*~~~
「散歩中」の「迷文」はまだ続く。
そして、新宿駅の出口並みにむずい文章でお馴染みの批評家小林秀雄(1902~1983)の『モオツァルト』の一節へと繋がる。
小林氏のいふそのいはゆるト短調シンフォニーとは以下で、バースタインとカラヤン両指揮者の演奏を載せますが、どちらがお好みでせうか。お時間許すときに是非。
わたしは第三楽章のオーボエのソロ(脳内にお花畑が広がる…🥺)及び第四楽章の静かなバイオリンソロが好みでした。そしてどちらかといふと…この曲ではバーンスタインかなあ。
○純粋な冷たい水を追ひ求め
さて、「pure cold water」である。
『内村鑑三』や信時潔氏を主題に掲げた日本文化論でも有名な文芸批評家であり元都留文科大学副学長をされた新保祐司(1953~)先生の文章をここで拝借する。
これから引用するご著書は、『フィンランディア』が名高い作曲家シベリウスが持ち合はせてゐた「清潔さ」「清けさ」「自然への帰依」「国をおもふ激情な叫び」についてを、本居宣長をはじめとした先人たちの日本精神との結合点、類似点を探つた本である。
その上で、「求める一杯の水」の説明を以下のやうに始める。
この文章はさらに先の小林氏の「ほんとうに悲しい音楽とは〜」へ接続され、続ひて新保先生が渇望してゐるものへと筆を進める。
この「pure cold water」=「純粋な冷たい水」のお話は、私にとつてまさに寝起きの一杯の如く体中に染み渡つてゆくのがわかつた。そして今もわたしの大事な指針のひとつである。
ただ、新保先生の仰るやうな「人々にもたらさんがための水」、ここまでは、未だ「結露」してゐない。しかしながらその精神を胸の奥へ抱き寄せ、山に降つた雨が川へ流れ出るが如く…
そんな日々が、いづれ来るでせうか。
どちらにしても少量の水を携帯しながら今後も歩みをつづけ、自然な喉の渇きを潤し、そしてまた、わたしは歌ふであらう。
最後に、
二〇一五年に生まれ故郷にて詠んだ歌です。
故郷や都の空気をふり払ひ
手にとる水の まこと冷たし
さらに黒田官兵衛が築城した大分県にある中津城での一首。
中津にて水のごとしと身をまかせ
あゆみつづける湯花もとめて
歌集制作中です!
先んじて「あとがき」を公開してをります!˚✧₊⁎❝᷀ົཽ≀ˍ̮ ❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚