ミイラを取りに行ってみたら…なんてことはない、自分がミイラになってた話
チリツモ
生活費のほとんどは、最終的に金融機関の口座引き落としでまかなっているので、引き落とし用の普通口座には100万円くらい入れっぱなし(わけあって、収入と支出が別口座)にしているのですが…
独り身なので、自身になにか(不慮の長期入院とか)があっても、数ヶ月はデフォルト(債務不履行)をおこさないための措置です。
これまで残高を気にしたことはなかったのですが、一ヶ月分の生活費入金がてらなんとなく残金額に目をやると…60万円ほどしかない。
えらいこっちゃ(焦)
フィッシング詐欺にでもあったか?
通帳記帳をしてみたものの、そこに不自然な金の流れなどは一切なく、よ〜く考えてみると半年にわたって“JMM”に散財した結果でした。
① 8万円↓
② 7.6万円↓
③ 6.6万円↓
④ 10万円↓
⑤ 7.5万円↓
5本で約40万円なので、つじつまが合う…
おそるべし、『魔性の眼鏡』。
“JMM”でつくったマイナス分を少しでもなんとかしようと、ヤフオクで割安な“JMM”を落としてはメルカリに持っていって高値で売りつける作戦を思いついたのでした。
ジャックの借りはジャックで返す
ヤフオクへ行ってみると…
個人的に一押しモデル“エンツォ”の、アレッサンドロ スクアルツィコラボモデルが出品されていたのです。
アレッサンドロ・スクアルツィ氏は、イタリアを代表するファッショニスタで、
エンツォのほかにディランのコラボモデルも発表していました。
その仕様は、特別の彫金模様と専用の眼鏡ケースやオリジナルのセリートが付いていて、箱・冊子はレギュラーとおなじ。
肌なじみがいいだけの存在感がないメガネでも、デコりすぎて浮いているメガネでもない、一般人が実用するにはちょうどいい『腹八分』のフレームだと思います。
アレッサンドロ スクアルツィのエンツォは、サントス(茶色)、ネロ(黒色)、ベージュ(クリア)の3色展開となっており、サントスだけは金具類がゴールド(11.55万円)で、のこりの2色はシルバー(10.45万円)。
フツーならイメージカラーになりそうなネロは、内側からしかスペシャルの芯金が拝めないので、
唯一のゴールド金具ということも加味すると、サントスが1番人気の最有力候補かと。
(小物のブラウン✕ゴールドの組み合わせは、競走馬のニックスにたとえると…サンデーサイレンス✕マルゼンスキークラスのテッパン)
写真写り
これまでにメルカリで売れた同商品は、中古品のネロが10万円と12.1352万円の2本、これまた中古のベージュが11.5万円の3例だけ(出品者が、削除していなければ)。
それに対して、今回のサントスは近眼用レンズに交換してあるといっても、ほとんど使用していない「未使用に近い」商品(出品者談)。
定価の差もあって13万円くらいでは売れそうだし、俄然やる気がでてきた。
ただ…
アカウントの評価数が、13(出品者としての評価は2)しかなく、さらに写真を見るかぎりお世辞にも「未使用に近い」とは言えないのではないか?という懸念。
生地のあちこちに、すり傷があるようにも見えるし…
テンプル内側「JACQUES MARIE MAGE」の印字が、消えかかっているようにも見える。
履歴を見ると、「目立った傷や汚れなし」の“JMM”ディランを8.5万円で落とした落札者(351)からは、
商品の方もとても綺麗で満足レベルでした ありがとうございました。とても良い取引ができました。
との高評価だったので、杞憂にすぎなかったと願いたい。
男心と秋の空
エンツォというモデルは『刺さる人間』には刺さるけれど、その絶対数が少ないのかもしれません。
スタート価格の8.5万円ですんなり落札。
送料無料だし、4,000円OFFクーポンはあるしで仕入れ値8.1万円だったので、想定価格で売れれば3万円以上は抜ける。
その予定が…
本当に「未使用に近い」レベルだった実物を見てみると、なんだか売るのが惜しくなってきたエンツォのドーパミン放出は88%。
希少性もあるし、売るの止〜めた。
《木乃伊のままだから、つづく》