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加速度的にイチゴの出荷量が減り続ける可能性が浮上
「記録的な残暑でイチゴが品薄&高騰 クリスマスを前に洋菓子店もピンチ」というニュースが全国レベルで広がり、ニュースでも取り上げられることが多くなっているようです。
残暑の影響で、クリスマスに照準を合わせていたイチゴは収穫が遅れ、圧倒的な品不足と品質の低下が如実に現れています。
ここで最悪の可能性が浮上しています。
収穫が予定よりも遅れ、後ろ倒しとなったイチゴの収穫のピークが、各産地で重なり、瞬間風速的に過剰に市場流通する可能性です。
そうなると値崩れが起きます。
一度、値が崩れたシーズンは、その後に通年並に価格を上げることは困難で、そのシーズンの価格は低調になる可能性が高いです。
ここでまた別な深刻な問題が相互に影響し合います。
イチゴの出荷量は年々、右肩下がりとなっています。要因は農家の高齢化です。収益が出ないとなると早々に見切りを付け、離農する可能性も高くなります。
となると更にイチゴの供給量は先細りし、更に今年のような酷暑は続くとなると予測されるので、この負のスパイラルは加速度的に進む危険性も高くなります。
出荷量が減少し、価格は高くなるというトレンドは更に深刻化するケースが容易に予測される印象です。
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