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上から目線の研究機関と大学の農学部

約10年ほど前にLEDを使ったの1季なりイチゴの通年栽培の実証をするので、県庁に相談に行ったところ、県の研究センターの関係者を集めて意見交換する場を作ってもらえました。

私としては、初めての試みなので知識や経験など含めて情報交換できたり、今後の開発のバックアップがしてもらえればと期待をしていました。

挨拶が終わったところ、もうケチョンケチョン…
「素人が誰もやったこともない栽培実証して上手くいく訳がない!」
「そんな夢のようなことができる理由がない!」
「我々だってできないことが、研究者でもない者たちに不可能だ!」
全く、協力どころか、情報交換もできず終わりました。

その1年後、我々がLEDを使って栽培に成功すると、その時に参加していた研究所の職員が大挙して押し寄せ、勝手にデータを取り始める始末。
私が、「このデータは、我々がお金のかけて環境を作り、知り得たデータだ。もしデータが欲しいなら金を払え!できないから帰れ!」とお帰りいただきました。
でその後は出禁にしました。

ある有名な大学の農学部
そこのトップの植物工場研究の教授より視察に来たいという問い合わせがありました。
情報流出の懸念もあるので、丁寧にお断りしたところ、知人経由で再度、強いお願いが…
面倒なので、NDA(秘密保持契約)を結んでいただけたらと了承しました。
そしたら…
「私は政府の仕事もしていて、NDAは結ばずに情報に触っている。なのでNDAは必要ない」との返答。
NDAなきゃダメですよと言っても引き下がらない…
面倒になって、OKして、視察してもらいましたが、重要な技術の部分や栽培に関しては、一切話しませんでした。
公開している写真を見るのと同レベルの視察内容にしました。
視察後、様々なアドバイス的なことをおっしゃっていましたが、それらはすでに試しているか、全く的はずれな内容でした。

そもそもやったことがない、知らないことを無理やりアドバイスしようとしたりするので無理が発生するのだろうと感じました。

#仕事での気づき


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