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植物工場:LEDは熱を発する!?

現在の植物工場では、一般的にLEDを使用しています。
以前、主流だった蛍光灯と比べ、発光効率が格段に上がっているので効率性が高いのがポイントとなります。
蛍光灯では植物の栽培に必要な光の強さ(光量)を求めようにも、限界があり、LEDでないと求める光量を得ることが難しいです。
よって、レタスなどの葉物よりも強い光量を実現できるLEDでないと、イチゴを初めとする強い光量を必要とする作物は。LEDを使用することになります。

ここで問題となるのが、蛍光灯に比べ発光効率がよいLEDだとしても強い光を得るにはそれなりの電力が必要となり、それに伴い“発熱”をすることになります。
発熱による温度上昇を以下に抑えるか、そしてその熱をどのように利用するかという“熱のマネージメント”がイチゴの植物工場では重要な要素になります。

MD-Farmでは、この“熱のマネージメント”を長期間の実証栽培と通して、最適化してきました。
この結果、以下のような状況が作り出せています。
冬場でも化石燃料を一切使用せず、加温が不必要できる。
・栽培室内の温度を一定化し、上層部とか下層部の温度差がない。
・一年中、栽培室内に結露ができることがない

MD-Farmは、一年中、栽培環境が一定で安定化した栽培環境を作り出すノウハウがあり、それがイチゴにとっての最適化された環境となっています。


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松田祐樹@MD-Farm
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