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【私への手紙】オトコとオンナのおとぎ話 #7

…つづき

『好きだから相手に合わせる』と
『好きだから歩み寄る』は、
意味が全く違うように感じる。

『好きだからこそワガママになれる』と
『好きだからこそワガママになれない』は、
意味が変わってくる気がする。

急発進したり、急ブレーキしたり、
自動車の運転のクセは人それぞれ。
車種によって燃費はさまざま。

恋愛も同じように
徐々に好き度が高まったり、
初めから一気に好き度が高かったり、
恋愛のクセは人それぞれ。
恋愛の加速度もさまざま。

好きの度合いやスピードは
お互いのバランスが上手く保てたら
いい恋愛関係を続けられるの?
お互い信頼し合えるものなの?

日焼けした水着の跡みたいに
私の心には昔の元カレの跡が残ったままだった。

日焼けで肌がヒリヒリするように
悲しさが心の跡に沁みてくる。

風邪薬みたいに
失恋薬があればいいのに。。

ツライ失恋は削除して
無かったことにできればいいのに。。

DVDや音楽プレーヤーみたいに
早送りや巻き戻しが自由にできればいいのに。。

失恋する前に戻っただけだと
簡単にリセットできればいいのに。。

『〇〇のに…』だらけの私、
それって過去から逃げてるだけなの?

自分が選択して生きてきた過去を後悔していたら
それは、過去の自分を否定することになるの?

心の思いを頭で考えて
言葉で修正しようとしている。

本当はわかっている、
けど、わかっていないフリをしている。

だから、相手とも、自分とも、
向き合うことから逃げたまま。

全てをさらけ出せたら、どんなにラクなんだろう。
鬼ごっこのように、本当は突っ走っていきたい。

けど…
だるまさんが転んだのように
恐る恐る相手に近づいてる。

かくれんぼみたいに
相手にサトラレないよう見え隠れしてる。

そうか、私、失恋を恐れていたわけじゃなく
真剣になることを、恐れていたのかもしれない。

本気で人を好きになる自分に対して
自信を持てなかっただけなのかもしれない。

真剣ではないことを、本気の恋ではないことを、
それらを恐れたほうがいいのかもしれない。

考えれば考えるほど…
私自身がよくわからなくなってきた。

そんなとき、誰かに甘えたい衝動に駆られる。

強がりの見栄っ張りなんて捨てて
本当は素直になりたいだけなの。
それなのに…
素顔を見せれる人が誰も居ない。
それが物凄く切なく悲しい。

みんなは、どうやって自分を保っているの!?
私、子どもの頃みたいに
無邪気で素直な気持ちを取り戻せるかな!?

『あのときの私があるから、今の私がいる』
過去の私も、今の私も、両方の私を受け入れたら
何か変われるのかな。。

…つづく

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