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2023年の学び

はじめに

久々にnoteに一年の振り返りを書いてみるのですが、2023年はなかなか一言で言い表すのが難しい年でした。成果を残すことができた一方で、思うようにいかないまさにハードシップも経験しました。人生の優先順位が変わる出来事もあり、色々と動きの大きかった1年だったように思います。

一年を思い出しながら6,000字ほど書き進めていたら、だいぶ赤裸々になり、このままでは全世界公開できない内容になってしまい(汗
ただここまで書いたし…という思いもあり…。悩んだ結果、最も読み手の皆さんに価値があるであろう2023年で学んだことをメインに記載し、実際に起きたことを振り返る赤裸々パートは有料部分に切り出すことにしました。正直これはせっかく書いたのですし何かしらアウトプットしたいという気持ちと、一方でこのまま出すにはさすがに…という葛藤の末の結果であり、先にお伝えしておきますが有料部分は価格の価値はありませんw

2023年の学び

2023年を振り返ると、特に今後の生き方を考える上で大きく3つの学びがありました。

やりがいのポートフォリオマネジメント

1つは、自分が情熱を向けられること、アイデンティティとなるものは、ポートフォリオとして複数持つべきだということです。

仕事人間なこともあり、今までのやりがいはサラリーマンとして働いている勤務先での事業開発&プロダクトマネジメントでした。しかし2023年、諸事情からメインで担当していた仕事が組織ごとなくなってしまい、手が空いた期間、他のプロジェクトを手伝ったり、暇なので有給消化をしていました。

が、この期間が正直精神的にきつかったです。人によっては仕事しなくても給料もらえてラッキーと感じる人もいると思うのですが、(仕事がなくなったのも会社都合かつ突然だったこともあり)私は何もしていないことへの無力感が尽きませんでした。自分が何も価値を出していないんじゃないかという感覚。仕事をしないことでやりがいの向ける先がなくなり、ちょっとしたことでイライラすることが多くなってしまったり。暇になるとネガティブ思考になりあら捜しをするので人間はだめですね。

ただ、少し時間を置いて冷静に受け止めて考えてみると、中長期的な視点では、事業やプロダクトには不確実性が伴うため、今後も何かがうまくいかなかったり組織がなくなることは避けられないわけです。激しい競争環境の中、成長するために競合含めて戦っているし、環境変化も激しい。

だからこそ、熱中できるものは複数持っておくことが重要だと強く感じたのです。そしてそれは、家族や育児にも集中することは大切ですが、個人的にはそれだけでは物足りなく、常に事業やプロダクトに関わり続けたいのです。仕事で複数の事業に関わるのもいいでしょう。副業でもサイドビジネスを立ち上げるでもいいでしょう。打ち込めるものを複数持つこと、それが精神安定剤になると信じています。

時間の有限性と人生の優先順位

2つ目は、時間は限られている、何に情熱を注ぐのかを取捨選択せねばならないということです。子供が生まれてから、仕事と家庭のバランスを取るのが難しくなりました。共働きで妻もフルタイムなので半々で育児を分担しているためです。育児は予測できない要素が多く、突然の夜泣きや急な病気でスケジュールが狂うこともあります。

また、会社の仕事も自分の興味があることばかりに取り組めるわけではありません。会社都合で興味のないプロジェクトを担当することもあり、先述の通りプロジェクトが頓挫しサンクコストが泡に帰することもあります。自分の時間が限られている中で、何に焦点を当てるかを真剣に考えるようになりました。これまで仕事内容が自分の興味関心と合致していたので、仕事のポートフォリオマネジメントという発想をせずに済んでいたとも言えます。

考えられるアクションは以下のようなものがあるでしょう。

  • 仕事・育児ともに集中するところと手を抜くところで濃淡をつける

  • やりたいことを明示する、やりたくない仕事は断る

  • 家事のアウトソースなど時間を生み出せるならお金を支払うことを躊躇しない

  • など。

要は、優先順位付けと効率化への支出・投資を惜しまない、ということになるかなと。

うまいことやる < 楽しいことを楽しい人と

3つ目は、結局うまいことやるというより、関わりたいこと・やっていて楽しいこと・やっていて楽しい人と仕事をする、これに尽きるのではないでしょうかということです。2023年はキャリア的には報われない年でしたが、人生は長く、広い視野で見れば谷の時期もあるのだと、今は振り返って思います。谷を絶対に回避するなんて不可能なので。

苦しいときは必ず来る、そう考えたときに絶対に担保しておきたいことはなんでしょうか?それは、自分が本当にやりたいと情熱を寄せること、自分が本当に関わりたい人たち、自分が一緒にいて、居心地が良い人達と仕事ができることです。これが結局のところ、何と言っても重要なんじゃないかと思うに至りました。

正直、今までは、キャリアにおいても効率的に行きたい、他のことをしたくない、最短最速で行きたい気持ちが強かったです。そのためには今がしんどくてもいいだろうと思っていたフシもあります。そしてその気持は今も消えていません。
でも、谷は絶対に来るのです。経験してみて思うのは、将来のために今を我慢しているところに、谷が来るのは中々しんどいし、しかも一回ではなく、これからも何度もありえます。

また、キャリアというのは他人からの見え方という要素を多分にはらみます。人は誰でも、他人のものさしで生きてしまう部分があります。人間が社会的な動物であり、他者との関係性の中に自分のアイデンティティが規定される以上、避けられないことです。
でも一方で、これもよく言われることですが、人生の価値観を他人の物差しに依存したら、絶対に幸せになれないでしょう。なぜなら他人をコントロールすることはできないからです。

  • 他人の物差しで生きるのではなく、内発的価値観に基づいた幸せを生きる指針とする

  • 今の楽しさを犠牲にしてまで将来の成功に集中することが必ずしも幸せとは言えない。未来の自分と今の自分がバランスよく楽しめる生き方を選ぶ

換言するとこういうことになるでしょうか。

さて、ここまでが2023年で生じた出来事から得られた学びです。ここから先は、上記の学びを得るに至った、2023年の出来事(振り返り)について書いていきたいと思います。有料枠を設けたのは読まれたくないからだけなので、まぁ購入されないでしょうという価格設定にしていますので悪しからず。

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