身を任せる、エネルギーの川|わたしの豊かさ#40
川の流れは時に荒く、時に静かである。
その川には、私たちが持つ様々なエネルギーが流れている。
ここは、あらゆる感情と体験が折り重なる、エネルギーの川。
過去・現在・未来のすべて。
物質・非物質。有形・無形。
すべての生き死にが、ここに在る。
愛、喜び、感謝。
不安や恐れ、妬みや怒り、悲しみ苦しみもまた。
人の感情やエネルギーは常に流れている。
必ずしも喜びばかりである必要はない。
なにをすくい上げ、なにを吟味するかも私たちに委ねられている。
ただ流されているのか?方向を定めて身を任せているのか?
「こんなところにくるはずじゃなかったのに」
流されてばかりいると、自分が辿りたい道から外れてしまい、思いもよらない場所へと流れ着いてしまうこともある。
「どこへ向かっているんだろう、怖いけど止まれない」
行き先のわからない不安を隠せない声が聞こえる。
「大丈夫、こっちだよ。」
私たちの心は、どんな状況でも、いつも方向を示している。
身体に、目の前に、姿形を変えて、なんらかのサインを送っている。
抵抗したり、逆流しようとしなくても大丈夫。
ゴウゴウと唸る水流の中に、揺るぎない光を見る。
ー
乗っている舟は自分自身であり、ヒビが入れば沈んでしまう。
それこそが、身体を通して心が送るサイン。
途中で岸にあがって立ち止まり、どこに、なぜヒビが入ったのかを確認して修復する。
勢いよく流れていく人々を見て、自分だけが取り残されていると、孤独を感じる必要はない。
全てが必要なプロセスであり、何度でも方向転換できる。
私たちは綿々と、幾千万とこの流れを続けてきた。
過去が未来へ向かっているように見えて、
未来が今を引き寄せているのか。
体感できるのは今だけ。
再び新たな流れに身を任せると、見える景色がまるで違う。
水しぶきが心地よく、透明な泡の美しさに感動する。
周囲が光であったと気づく。
自分の中に答えがあると知る。
ついに、心と身体がリンクした。
もう身を任せて、大丈夫。
この記事は2023年の「豊かさ」に必要な8つのことの中の
5.好きなときに好きなことができるを補完する:#40【身を任せる】を説明する内容でした。元になる記事はコチラ▼
次回は新章6.心と身体がリンクしているの#41【瞑想】について書きます。
読んでいただき、ありがとうございました!