フードリテラシーの先に|わたしの豊かさ#26
サラダにかけるドレッシング、オムライスを作るときのケチャップ、アジフライにかけるウスターソース、キャンプのときのBBQソース、ジェノベーゼパスタを作るためのバジルソース、ピザソース・・・
最近はタレづくりにハマっています。
自分でつくると、ソースが料理の脇役じゃなくて主役になります。
1万年以上前から食品を加工してきた人類
食品加工の歴史は、食味をよくするため、長期保存させるため、まずは火を使って調理するところから始まり、そして乾燥させたり、塩、砂糖、酸を使ったり、発酵させたりと工夫に工夫を重ねて多くの知恵が蓄積されていったお蔭で、多様な食文化が形成されていき、「瓶や器具をしっかり煮沸消毒して酢や砂糖を入れれば長期保存できる」等の知恵は現代のフードリテラシーに繋がっていると思います。
これだけの知恵を蓄えたわたしたちがこれから何のために発展させていくかと言ったら楽しむためだと思っています。健康な食生活も、食の安全も、環境配慮も、すべて人生を暮らしを楽しむため。
食品が加工によってその性質を変えていくことさえ身近に楽しんで、ゆるく、手軽に楽しめるのが家庭でできる加工食品だと思います。
近所の八百屋さんでは熟れすぎたトマトや柿を激安売りしてくれるので、ソースづくりにもってこいです。
▼熟れすぎた柿をウスターソースにというレシピに出会ってからは、このウスターソースを食べたいがためにアジフライを作るほど、メインとサブのテレコが起きています。
いつでも彼らがある安心感
毎食サラダを食べるのでドレッシングはいつも常備。HARIOの保存瓶が優秀で約5日分をつくっておきます。作っておいたソースやタレ、ジャム、加工品たち、保存食たち、彼らがあるとなんだか安心します。
先日、薪ストーブがある素敵な宿に泊まったのですがキッチン付の素泊まりだったので野菜とスタメンソース達を持っていきました。普段から我が家がお世話になっている自然派食品店が古民家を改修した宿で、基礎調味料は宿にありました。最近キッチン付の宿泊施設がすごく気になります。
作り足りない、学び足りない
料理、手仕事、加工調理。いつでも実験しているような、毎日なにかに挑戦しているような気持ちになります。いつも発見があるし、終わりのない研究であり、人生を豊かにする遊びです。
これまではネットで見よう見まねでやってきましたが、ここへきて本格的に学んでみたい欲が湧いてきました。野草学、植物学、アジアの伝統的な食品加工技術、いま住んでいる熊本の郷土料理など。(先日は芋だごづくりを地域の年配の方々に教えていただきました)
この探求がわたしの豊かさに繋がっているのは間違いないのですが、なぜこんなにも好きなのか腑に落ちる答えに辿り着けずにいます。
やっぱり食いしん坊が有力かなぁ。
この記事は2023年の「豊かさ」に必要な8つのことの中の
4.なんでも手作りを補完する:調味料、加工品を説明する内容でした。元になる記事はコチラ▼
次回は4.なんでも手作りの#27【野菜、果物】について書きます。
読んでいただき、ありがとうございました!