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北京で迷子体験|旅と人生の愉しみは計画できない|わたしの豊かさ#34

2011年3月の北京ひとり旅の写真が出てきたので記事に合わせて載せます^^

海外旅行で、迷子になって「どうしよう」って瞬間が好きだなと思う。

一人旅で毎年中国へ行っていたときは、特に予定を詰めず、ふらりと気になったお店に入って居合わせた人と会話したり、気ままに散策するスタイルだった。

南锣鼓巷という街の「沙漏珈琲」には気ままな猫がいた
その街で泊まった宿には気ままな犬がいた

計画を立てるのは楽しいけど、その通りに進むのは面白くないと感じる。

また、その通りしようとしてもそうならないことも多く、縛られすぎると焦りを感じたり、柔軟に行動できず、できなかったことに失望したりと面白くないことが多い。

ある日の北京で、どこを歩いているのかよくわからなくなって、当時ガラケーでGoogleマップも使えず本当の迷子になったことがあった。

しかもお金も持ってきた分はほとんど使ってしまい、タクシーに乗るお金もない、クレジットや電子マネーもない、自分がどこにいるかもよくわからない。

外は薄暗くなってきてしまった。ホテルに帰れない。

こんな時、なぜかワクワクしてくる。
試されているようでドラマティックに感じるのか…

結局人に聞いて、親切な方がバスの路線を教えてくれて、バスは安いので有り金で行けるところまで行って、降りてからも誰かに聞いて歩いたらたどり着けた(足はボロボロで擦れて血が出ていた)。

こんな時、もっと計画的に行動していれば、お金を管理していれば、と次回はもっとしっかり計画立てよう、なんてことは思わなかった。

それよりも、「なんとかならないことってないんじゃないか」という教訓を得た。

パートナーとは旅の楽しみ方が違い、彼は色々と下調べをして、なるべく多くのスポットを回れるように分単位で予定を詰め込むのが好きで、見事な旅程表を作成し、ゲーム感覚で達成感を味わっていた。

交際していたとき、わたしはこれが少し苦痛だった。

「このカフェにはあと何分いられるんだろう」など考えると目の前のことをあまり楽しめず、疲れてしまっていた。

それをパートナーに伝えてからは予定を立て過ぎないスタイルになり、現在は彼もノープラン旅行も好きになったらしい。

会社員のときはそれこそ分単位で予定を詰め込んで、それをこなしていくことが楽しかったこともあるけど、フリーランスになった今、やりたいと思ったときにやるとすごく上手くいくという体験を何度もした。

例えばイラストの依頼をいただいたとき、納期まで余裕を持っていただけるとしたらノープランで受注後ある程度案を浮かばせておいて、描きたくなったときに描いた絵の方がすごく良かったりする。

もちろんシーズンものだったりして期限が短い依頼は納期を守るけれど、ボツになった絵は、焦って描いたものがほとんどだ。

それから本当にやりたいことは、時間がなくてもポッカリ時間が空くなどしてできてしまうことがある。この時のスピードはすごい。

こういう経験って誰しもあるんじゃないかと思う。

わたしはこれって計画外で、余裕があって、つまりストレスがない状態でリラックスしているときに起こる現象なのではと思う。

わたしにとってその状態にしておくには、計画を立て過ぎないこと、ゆるい計画にしておくことが重要に思って、今はそうなる環境を意識して選択していると思う。

緻密な計画を立てることで、楽しんで自己実現を果たすひともいると思う。

ただもし焦りや不安から計画を立て、それに振り回されるくらいなら、計画はゆるく、好きなときに好きなことをすることこそ人生を面白く豊かにするものだということを、忘れないようにしたいと思っている。

夕日が美しいのは、中国でも12年前でも変わらないんだ

この記事は2023年の「豊かさ」に必要な8つのことの中の
5.好きなときに好きなことができるを補完する:#34【ゆるい計画】を説明する内容でした。元になる記事はコチラ▼

次回は5.好きなときに好きなことができる#35【思いついたときに行動】について書きます。

読んでいただき、ありがとうございました!


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