人を見るための「ものさし的存在」気質について ~No.1 気質の根源~
さて、気質についてこれから記事を更新していこうと考えていますが、ボリュームが結構あるので全4回に分けたいと思います。
気質についてはプレゼンテーション方式で行います。画像がPP、下の文章が私が話している解説だと思って見ていただければ嬉しいです。
気質というのは「当てはめられた後の名称」です。発端は別にあって、それが有名な「4大元素論」火、土、水、空気という4つの元素からこの世の中は出来ているという少し哲学的な考え方です。その元素の特性に人の機能である内臓や液体の動きを当てはめたものが今言われている「気質」という物です。
今からおよそ2600年前のギリシアでは今もなお聞くことがある有名な哲学者たちが活躍していました。これは余談ですがこの哲学者たちがこういうことを考える余裕があったのは既にこの時点でギリシアが都市国家として高水準に位置していたことが関係していると言われています。つまり、全員が全員働く必要なかったので学問や芸術などに打ち込むことが出来たということでしょう。今から2600年前の日本は稲作水田が始まった頃です。
これはもうそのままですね。物質的な根源は探せないと判断した結果、どこかに必ずあるだろうという根源に「アルケー」と実体の無い概念の名前を付けました。ある意味で発明です。議論や理論、説明によってその実体の無い概念を発掘しようと試みます。
「万物の根源は○○である!」と言ったか言わないかはさておいて、高名な哲学者たちはこんな感じでアルケーを模索しました。これらの他にタレスの弟子である「アナクシマンドロス」という人がいて、彼の提示したアルケーは「無限」でした。無限なるものこそが万物の根源である!という意見です。このほかにもピタゴラス学派は「数がアルケーだ」という意見を出していたようです。
自らが提示した「アルケー」の説明を行い、いかにしてこの世が水から出来ているかを話します。そしてそれに対して「いや、水ではない、空気だ」という意見があるの出れば水の説明を大きく超える理論展開をしなければ認められません。「有る」ということはどういうことか?「無い」ということはどういうことか?みたいなこんな感じの議論をギリシアはなんとタレスから1世紀~2世紀近く積み上げます。
もう少し詳しく書くと、エンペドクレスはこの4つの元素は消えることが無く、くっついたり、離れたりするとしました。そしてくっつくときに必要な物が「愛」離れるときは「憎」であるとしました。
4元素については様々な文献、記述が残されていますがこのエンペドクレスが始まりだとする説が一番多いです。
先ほど紹介した高名な哲学者たちもそれぞれがとても興味深い分野を探求しておりますので気になった方はぜひ調べてみてください。
今回はここまでです。次回に続きます。
・メンバーシップ「彩方技研(株)「仮」」について
まだ会社ではありませんが、いずれは会社にしていこうと考えています。このメンバーシップは「気質・色彩」を含ませて構築していく一枚の絵画のようなものを目指そうかなと考えております。
分かりやすく言えば「芸術」の分野です。
物語、絵、漫画、作曲、作詞、ダンス・・・
様々な表現方法がありますが、そういったものを組み合わせて何かの作品を作っていければなと考えています。
また、単に気質や色彩の世界を少し覗いてみたいという方、例えば○○を気質的に、色彩的に分析したらどうなりますか?というような質問でも構いません。
初月は無料です。その後は月100円となっています。
よろしければどうぞ