見出し画像

年に一度お菓子を作る日

バレンタインデーは私にとって1年に一度のお菓子を作る日だ。
お菓子作りって料理と勝手が違う気がする。
お菓子を作ってると本当に毎回不思議だなと思うことばかり。

生地の状態だとデロンデロンなのに、オーブンに入れるとあら不思議、ふわふわこんがりと焼き上がるケーキ。
ぷよぷよしてた生地がオーブンから出すと、パリッとサクッと焼き上がるクッキー。
トロトロしてた黄色い液体が、冷やすと弾力でぷるんとなるプリン。

お菓子作りにこそ科学の力を感じる。
料理作る時は調味料適当に入れて作るけど、お菓子作りの場合は材料の分量が違うとうまくいかないんじゃないかといつもドキドキだ。それこそ科学の実験をしている気分。

あと、材料の消費量の多さには驚かされる。
卵、砂糖、バター、牛乳(クリーム)、小麦粉。
これらの材料が、いつも手軽に食べているお菓子に多く使われていること。
それも結構な量が使われていること。
作って初めて思い知らされる。

それもあってお菓子を作るにはそれなりの準備が必要になる。
もちろん手軽に作れるレシピもたくさんある。
でも、安く手軽にお菓子が買えちゃうもんだからいつもついつい売っているものを買ってしまい、お菓子を作る機会はバレンタインデーの時くらいしかない。

バレンタインも買った方が美味しいんじゃないか?とも思う。
失敗する不安もないし。

でもありがたいことに(買った方が楽なんだけど)夫が私が作ったスイーツを食べたいと言ってくれるので、毎年事前準備をした上で手作りしている。

うちにはオーブンがないのでオーブンを使わないもの。
型もないのでできれば使わずに済むもの。
簡単に作れて失敗する確率が低いもの。
このような基準で作るものを決め、レシピを漁る。
材料を購入する。
焼く時間や冷やす時間を考慮して作り始める。

本当に大変だ。
でも、年1回のイベントと考えれば楽しい。

ちなみに今年はチーズケーキを作った。
オーブンはないが、ノンフライヤーで代用できると知り、それを使ってみた。
砂糖をケチったせいか甘さ控えめになったが、美味しかった。
半分余ったので、週末にまた食べる。

#わたしのバレンタイン

いいなと思ったら応援しよう!