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家庭菜園始めました ~生き方を考えるヒントとしての小さな挑戦~
コロナ禍にあって日常生活が大きく変化する中で、一日のうち多くの時間を費やす仕事を含め、より良い生き方を考えることが増えた。
職と住が定まらない転勤族の悩み
我が家は社内婚で現在も夫婦とも同じ会社に勤務しているが、揃って転勤族だ。幸いにも会社の配慮もあって、現在に至るまでの結婚後約3年半は都内で同居できているが、折しも10月1日付で夫の甲信越地方への転勤が決まった。残念ながら異動のタイミングが不定期(任期も不明)で拠点の立地も偏っており、このままいくとお互いが国内外をランダムに転勤し続け、恐らく数十年に一度しか同居できない。
加えて、私は現在の部署に来て既に約3年半となるが、次の異動では現職(広報)と違う以前の職種(人事)に戻される可能性が非常に高い。そうなると今後も伸ばしていきたい広報や書く・発信するスキルを中心とした業務からは離れることになる。
せっかく転職も視野に入れて編集・ライター養成講座を受講し、スキルアップを図ったのだから、興味もある上に一定の適性を感じる広報やライティングに携わる仕事を今後も続けていきたい、というのがキャリアの志向だ。
となると、私だけでも職と住を固定したいところなのだが、なかなか転職活動に踏み切れない。そろそろ子供が欲しいからだ。
夫婦とも30代に入ったが、少なくとも2人欲しいので、第一子はできるだけ早くと毎月チャレンジを続けている。
果たしていつ成功するか分からない中で、それでも育休を取る際のことを考えると、早めに妊娠し異動を迎える前に産休入りしてしまい、現職で戦略的に育休を取得する…というのがあらゆる意味で最善策に思われる。
そうやってここ2か月余り、「子どもがいつできるか分からない中で転職するかどうか」「転職するならどういう分野の広報・ライティングがやりたいのか」などとあれこれ考えてきた。そのときに興味が湧いた分野の一つが「農業」だった。
農業に活路あり?!→とりあえず調べよう!
振り返れば、中高時代に農学部(獣医学科だが)を志したこともあったし、昨年のGWにはギリシャ旅行で自然溢れる島々での牧歌的な生活の素敵さに目覚めた。日常生活でも食事はほぼ手作りだし、せっかく食べにいくなら他所にない珍しいメニューがあるレストランを選んだりと、食への関心は高い。そういう潜在的なアンテナがあったからこそ、ピンときたジャンルなのだろう。
そこで、農業をやりながらライターとしても活動する、あるいは農業に関する企業で広報やライティングの仕事をする、といった可能性を探る上でまず農業の現状を知ろうと、8月後半から本を幾つか読んだ。
①「扼殺される日本の農業」 柴田 明夫 著 エフビー (2020年)
②「最新版 図解 知識ゼロからの現代農業入門」 八木 宏典 監修 家の光教会 (2019年)
③「夢で終わらせない農業起業 1000万円稼ぐ人、失敗して借金作る人」 松下 一郎・鈴木 康央 共著 徳間書店(2013年)
いずれも農業の現状や将来を知るのに役立ったが、なかでも③の本に「仮にIターンで農家になりたいなら、どんなに小さな家庭菜園/プランター栽培でもいいから、転身する前に作物の栽培を経験せよ」とあり、いたく興味をそそられた。
今がラストチャンス?!→じゃあやってみよう!
そこでインターネットで調べてみると、秋まきのラストチャンスがちょうど9月末から10月中旬とのこと。そうなれば「やってみたいと思ったら即行動」派としてはすぐに動かない手はなく、読了早々、近所のホームセンターで園芸資材を調達したのである。
総額5千円余りを投下。散々悩んだ末に決めたラインナップは、カブ、ミニ大根、ニンジン、小松菜の4種類。購入当日(9月27日)のうちに種まきも完了した。
ということで、これから1週間ないし10日毎を目途に、我が家の野菜の栽培日記をこのnoteにアップしていくつもりである。
人生初の家庭菜園、どの野菜も上手く育ってくれるよう祈っている。
【種まき後の様子。ベランダが西向きなのが不安要素。】
ライター・まつざわ