趣味から学ぶ、最高の組織作り
私は小学校4年生から高校3年生までサッカーを続けていました。今でもフットサルをたまにする程サッカーが大好きです。
そして間も無く年末、サッカー好きに楽しみなのが、高校サッカー選手権大会⚽️高校3年生にとって最後の大会を全力で頑張る姿に毎年感動をもらいます。
そんな高校サッカー関連の本もたくさん読んできましたが、その中でもいちばんおススメの本を紹介します。
【チームスポーツに学ぶボトムアップ理論 著:畑 喜美夫】
この本は著者の畑先生が、高校サッカーにおいて珍しい〝ボトムアップ理論〟で指導することで、全国屈指の強豪校に導いた話です。
簡単にボトムアップと反対のトップダウンについてはこの通りです。
トップダウンは昔ながらの「監督が絶対」な感じですね。私が部活をしてた頃もトップダウン式でした。
しかし、本書ではボトムアップ理論により、選手自らが練習内容を考え主体的に取り組むことで、サッカーのレベルアップと共に、社会でも必要とされる人間力を鍛えるという事が大きなテーマになっています。
まさにこれは高校サッカーなどの部活でも大切ですが、職場組織でも大切なことですよね!
トップからの指示を待つのではなく、ひとりひとりが主体的に職場の課題解決に取り組むことで、よりより環境に変わる。少子高齢化で働き手が減る中で、自分自身の存在価値を高めるためにも、ボトムアップ理論はとても合理的だと思いました。
また他にもボトムアップ理論について様々な内容が記されていますが、私が最も心が揺らいだ言葉を紹介させてもらいます。
「子どもを育てることは自立されることに繋がります。自己中心的な子どもの生き方から他者を中心に考える大人の生き方に変えていくことが大切になっていきます。要は〝人のために何ができるのか〟ということです。」
「結局、大人というのは年齢のことではなく、17歳でも大人の振る舞いができる人もいるし、40、50代になってもまだまだ子どものような考え方で行動してる人もいます。」
「つまり、年齢や地位ではなく人のために何ができるかという〝他者に対しての貢献〟が基準になるということです。他者のために考え行動できる人を育てていきたいものです。」
大人に年齢の決まりはないというのは、本当に響いた素晴らしい言葉でした。
是非高校サッカーに興味がなくとも、働いてる社会人の方に多く読んでもらいたいです。きっと素晴らしい職場環境に変わる一助になるはずです。部下や後輩の指導にもいいと思います!
ますます働き方が多様化していくであろうこの時代にぴったりなおススメの1冊です。
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