薬剤師は見た!な話
(画像の意味:薬剤師って猿芝居よね)
皆さんご存知の通り、私は薬局で働いています。
薬局というのは
・薬のオーダーが書いてある紙を渡すと
・変なユニフォームをきた人間が慌ただしく薬を用意し
・何故か診察料と別に金を取られる
というシステムでやっています。
なお薬学部4年まで処方せんという概念がありませんでした(テヘヘ
まあそんな感じにつき、様々な方と顔付き合わせる機会がありそれがすごい嫌だったり楽しかったりします。
その中でも珍レベルの高い患者との遭遇についてちょっと書きたいと思います。
※プライバシーに配慮し、個人が特定できないよう一部内容を変更してあります
①大自然の洗礼を食らったお兄様
アレルギー歴のない患者さんに「エピペン(急激なアレルギーを起こした際の応急処置として使う注射)」が処方されました。
患者さんにアレルギーは無く、なぜ?と思いながら話を聞きに行くと開口一番
「仕事で山に入ったら蜂に襲われたんです…」
普段はオフィスワークなのに現地査察へ行く必要ができ、山奥の現場に入ったのが運の尽きだったそうで、話を聞いてて同情しました。
更に可哀想な事にまた現地査察があるという事で、万が一ハチ毒アレルギーになった時用にエピペンが処方された、という話でした。
とりあえずパワー森林香も勧めておきました。
②文字通り「飼い犬に手を噛まれた」ご婦人
その方には抗生物質が山盛り処方されていました。強い抗生物質が単剤、もしくは複数処方されている場合は大体「ケガ」に対する処方です。
外部からの何かで体に傷がついた場合、それだけ感染症を起こすリスクが高いので先に抗生物質をたくさん出して先手を打つことがあります。
そのご婦人は手首に包帯を巻いており、苦笑しながら「飼い犬同士の喧嘩を止めようとしたら自分が噛まれた」とお話されました。
さっきのハチといい、何故生きとし生けるものは皆人間に牙を剥くのか…
なおワンちゃんはチワワ二匹でした。めちゃくちゃ可愛いのに人の手首に3個穴空けた。チワワ怖い。
③旅行先で悲劇に見舞われたカップル
薬局の近隣状況にもよりますが、たまーに県外から病院を受診される患者さんもいます。
大体緊急の場合が多いので、そういった患者さんとは一期一会の関係になります。
とある日、閉店直前に若い男女が駆け込んできました。お住まいは飛行機ほどの距離がある県外。
処方せんの内容はどちらも下痢止めと胃腸薬、整腸剤。
「旅行でこちらに来たのに、昨日食べた昼ごはんで食あたりを起こした」と彼氏さん。海側で刺身と貝をたらふく堪能したら見事に当たったそうで…
「これに懲りずに、また二人で観光に来てくださいね(頼むからコロナが収まった後に旅行してくれ!!頼むから!!!)」
と伝えた私の顔は若干引き攣っていたと思います。(別れてないといいけど…)
結局のところ
私は薬剤師という仕事がうつになるレベルで嫌いな人間ですが。
処方せんごしに誰かの人生に触れる、というのは案外嫌いでもないみたいです。
まーそれでも限界は近いですが…
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※夫と共有してますが、もしかしたら今後マトリ専用のものをつくるかも
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