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ぶどうの栽培からワインをつくる②~ねりまワインプロジェクト

昨年からぶどうの栽培からワインをつくる「ねりまワインプロジェクト」に参加しています。ワインに詳しいわけはないのですが、職場のある練馬区で行われている活動に興味があって、昨年から参加しています。

2025年のワインづくりは2月から始動です。ワインができるまでの道のりを報告していきます。

ねりまワインプロジェクトとは?

ねりまワインプロジェクトは、東京初のワイナリーである「東京ワイナリー」と、練馬区内の農業者や飲食店などが協力して結成した団体です。

練馬産のぶどうを使用し、地産地消の枠を超えた高品質な「地域ブランドワイン」の開発を目指しています。活動の一環として、練馬区内にある6つの畑でぶどうを栽培し、地域の特性を活かしたワイン造りを行っています。

区民参加型の取り組みとして「ねりまワインファームメイト」を募集し、ぶどうの栽培からワインの醸造までの工程に参加できる機会を提供しています。さらに、毎年「ねりまワイン」のラベルデザインを一般から募集し、地域の人々との交流や参加を促進しています。

ぶどうの枝の剪定

本日の作業はぶどうの枝の剪定でした。剪定を行う理由は

・品質の向上
ぶどうの木は剪定しないと枝が過剰に成長し、栄養が分散してしまう。剪定することで、限られた房に栄養が集中し、糖度や風味が向上する。

・収量の管理
剪定によって実をつける房の数を調整し、過剰な実つきを防ぐことで、均一で高品質なぶどうを収穫できる。収量と品質のバランスを取るのが重要。

・病害の予防
風通しが悪くなると湿気がこもり、カビや病気が発生しやすくなる。剪定によって枝を整理し、日光や風がしっかり当たるようにすることで、病害のリスクを減らせる。

・樹勢のコントロール
ぶどうの木は生命力が強く、放置すると枝が伸び放題になり、管理が難しくなる。剪定によって適切な形に整え、長期的に安定した収穫ができるようにする。

・作業のしやすさ
剪定を行うことで枝が整理され、収穫や誘引(枝を支柱に固定する作業)がしやすくなる。作業効率を上げるためにも剪定は重要。

良いぶどうをつくるためには手間暇がかかります。

本日のお世話になったぶどうの木

小公子とベーリーアリカントの枝を切りました。これらの木は棚仕立て(一文字短梢カーテン仕立て)という方法で栽培されています。

どれくらい枝を切るか?

こちら、枝を切る前の小公子。

こちらが剪定を終えた小公子。

かなりさっぱりします。この畑で剪定した枝を全部集めるとこれくらいになります。

感想

今年の収穫に向けて、どのように枝を伸ばそうか。来年以降の木の成長にむけてどの方向に枝を伸ばそうか。(木を見ると、これまで剪定に関わってくださった方の意図が少しだけ分かりました)そんなことを想定しながら枝を切ります。答え合わせは春先になります。どんな木に育つか、今から楽しみです。

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