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鎮静剤が怖い人はおらんかね

2022年3月29日(火) 🌘23.4 ☁️5:33-18:00
24:春分 72:桜始開(さくらはじめてひらく)
 とうとう日没が18時をすぎた。嬉しい。長かった。

 とはいえ、気持ちはどんよりとしている。曇天と寒さのせいもあるのだろうけれど、力が入らない。やる気が出ない。そしてなぜか満月が近いと勘違いしていた。もう新月が近いのか。
 というのも、来週末、はじめての大腸内視鏡検査を受けることになったからだ。
 
 特に何かが見つかったわけではない。1ヶ月半くらい前から、それまでの下痢・軟便傾向から、いきなり逆の傾向になったことが気になっていた。昨日ようやく意を決して恐る恐る消化器内科で診てもらったら、検査を受ける運びに。
 子供の頃から過敏性腸症候群だった45歳、一度も受けたことがないなら受けてみな、という感じだった。

 何が怖いって、鎮静剤だ。胃カメラはなんとか素面で乗り切った。大腸はそういうわけにはいかないらしい。
 よく金縛りにあう私は、脳は起きているのに体が動かないみたいな状態になるのがとても怖いのだった。
 怖さゆえいろいろ調べてみたところ、私が時々頓服で飲む眠剤とさして成分は変わらないことがわかって少しほっとした。でも、経口摂取と違って静脈注射の場合、打ってすぐ効くらしいのがやっぱりなんだか怖い。
 また、当日は合計3リットルもの薬剤と水を摂取しなければならない。ふだんからあまり水を飲まない私はそれも怖い。

 検査自体に関しては、喉に麻酔をかけられたり、口で呼吸ができなくなったりする胃カメラよりは、おしりに管をつっこまれるほうが怖くはない。
 それにしても、こんなかたちでの「はじめて」が増えていくのは、やっぱり若い時にはないことだ。

 おまけにクリニックにイヤホンを忘れてきてしまった。見つかったからまだよかったものの、職場から駅がとても遠いうえに、さらに歩いて寄り道をしなければいけないことにげんなりしている。

自分好みかどうかって、そんなに気にしなくなった

 週末は、夫のバイクのうしろに乗って、開通したばかりの多摩川スカイブリッジを渡ってきた。空気は白っぽくくぐもっていたけれど、東京湾らしい景色に感動した。「TREX KAWASAKI RIVER CAFE」でごはんを食べて、川崎大師でお参りして、かりんとまんじゅうを食べながら帰ってきた。やっぱり広い場所へ出かけるのはいい。出かけるのに意味も理由もなくていい。
 夫はおみくじで凶をひいたのでもう一度ひいていた。夫は数年前に生まれて初めて大吉をひいてからというものの、おみくじへの執着がなかなか強い。川崎大師のおみくじは凶が多いらしい。


 
 
 
 

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