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【移住まで#25】 スキマ仕事を探して泣いた 2025年2月20日(木)

ここまでのお話
2024年2月、金沢へのUターンに伴い(思いがけず半年間で東京帰還)、3年続けてきた編集プロダクションのアルバイト雇用を終了し、フリーランス契約&リモートワークとなった私。
いくらかの波はあれどこれまでコンスタントに何かしら仕事があったため、他の仕事を探しすらしていない「専らフリーランス」状態だった。
が、年始から版元の都合などもあり仕事がほとんど途絶えてしまう。「そろそろお声がけします」と言われ待ちながらあれよあれよと2月後半になり、ついに、かなり先まで仕事が発注できないかもしれないという知らせ。
さずがに一社のみの仕事を待って受けるだけではまずいと思い、にわかに重い腰を上げてほかの仕事の可能性を探し始める。
ちなみに、夫が4月からフルリモートの職場に転職するため、再度の金沢Uターン移住を目指し動いている最中でもある。
移住まで何かしら短期バイトで凌ぐのか、移住しても続けられるリモート可能な別の仕事を探すのか。


脳が疲れている。
夕飯はほとんど作り置きがあるので、今日はひたすらさまざまな求職活動をしていた。

まずはindeedで見つけたフルリモートのパートタイムでのライター業。応募するやいなや面接対策をやったが、今日落ちた。非正規雇用で書類で落ちたのは初めてだった。
クラウドソーシング系やスキル売ります系のサイトを覗いてみる。「ライターのみなさん、代理で調べ物します!¥3,000」という求職者を見つけて、空虚な禅問答を見たような気持ちになりそっと閉じる。
タイミー的なスポットバイトのアプリをいくつかダウンロードしてみる。ほとんどの仕事が介護や保育などの有資格者向けか、経験者限定のレジやホール。しかもかなり先まで埋まっている。
昔ながらの登録制単発バイトを調べてみる。ほぼ倉庫系。それでもよいのだが、登録まで時間がかかるうえ、これらもけっこう先まで埋まっている。いくつか登録だけはしてみる。

帰宅した夫にもろもろ話したところ、そもそも現職の発注元(元勤務先)とのコミュニケーションがうまくいっていないのではないか、というようなことを言われ、ショックを受ける。

なんだか…自分の好きな土地に移住(Uターン)して、在宅で仕事して…など、自分の希望を叶えようとしていた私が間違っていたような気がして、何がなんだかわからなくなってきた。

私は、「人の役に立ちたい」という考えが昔から足りないからうまくいかないのだろうか。
過去に何人かの人に言われたことがある。「あなたは自分のことしか考えていない」
だから、人生うまくいかなくなるのだろうか。

そもそも今、そこまでして働く必要はないのだ。
では、なぜ隙間を埋めるように働かなければと焦っているのか。
社会とのつながりがないからだ。
寂しいのだ。
寂しいから金沢に帰りたいのか。
うまく社会に溶け込めなくなったのを東京のせいにしたいのか。

来週、夫が海外旅行へ行ってしまう。
貴重な転職前、有休を消化して旅行したいのは当然だろう。
私は例によってついていけない。
それがつらいから、一人でいるのが怖いのだろうか。

家でひとりで、編み物をしたり、縫い物をすればよいではないか。
服を作ればいいじゃないか。
これまでそうしてきたじゃないか。
何かテーマを見つけて書けばいいじゃないか。
前はZINEだって作っていたじゃないか。
働くに働けない時期があるなんて最高だったじゃないか。
一日ポカンと、ヨガや瞑想ばかりしてみてもいいんじゃないか。
ここへきてようやくTOEICの勉強などするのはどうだ。
chatGPTさんだって「趣味はスキルアップだ」と言っていたじゃないか。

何かを好きになることすら、なぜブレーキをかけるようになったのだろう。
夫とまぐろ丼を食べながら、皿を洗いながら、理由のわからない涙があふれて止まらなかった。
久しぶりに泣いた。

どっちにしろ、仕事の問題は、今じゃなくても移住した後に出てきたはずなのだ。

瞑想、アプリで少し。8分くらい。

しばらく、仰向けになってみます。


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