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ブラブラ執筆「舞浜と境界」

舞浜を散歩してきました。

舞浜といえば、うちの幼稚園に通ってるチビが言うネズミーランドがあるとこです。日本最大級のテーマパーク。

その外周をぐるっと1時間半かけて歩きました。時刻は夕暮れ時。

マラソンしてる人、サイクリングしている人、散歩している人と、結構人とすれ違うことが多かったのですが、この辺りはラグジュアリーホテルが立ち並ぶ日本でも有数の観光地のため、一部の人は観光客だったのではないかと思います。

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夕焼けに黄昏ている人

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昼と夜の狭間


陽が落ちて辺りが暗くなり始めました。

夕焼けの赤い空の時間が終わりこれから夜に入ろうとする時間帯。

濃いブルーに覆われるブルーモーメントの時間です。

この時間わずか30分程度。

1日の中で最も静寂さを感じる時間であり、広い空を見ながら静かな音楽とともに散歩するのがより一層格別なものとなる時間です。

この時間をもっといい言葉で表現したいと思うのですが、言葉に表せない思いでいっぱいになります。

いい言葉を見つけたい…。


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狙いを定める海鳥


外周の外側に目を向けると海鳥が餌を求めて海に飛び込んでいます。

海鳥が集まると言うことは、この海面付近にはプランクトンが集まっているのかと想像してしまいます。

魚が危険を冒してまで海面付近にやってくるのは、そこに餌があるからですよね。きっと。

海面ではなく海底の方がまだ安全なんじゃないかと勝手に想像しますが、もしかすると、まだ海面の方が安全なのかもしれません。もしくは海面の方が栄養が豊富。どうして魚は海面に近づくのだろうと不思議に感じてしまいます。

そんなことを考えているうちに日が暮れ始め、海鳥たちはいつのまにかどこかに消えてしまいました。


一方外壁の内側に目を向けると、中ではにぎやかな時間が繰り広げられていることが想像できます。

夢の時間に終わりは来ないでほしい。でも終わりがあるから時間いっぱい楽しみたい。

散歩も同じです。

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夢のような世界


気づくと僕はさまざまな境界に立っていました。

日中と夜の境界。海と空に存在する強さと弱さ。静けさとにぎやかさ。夢と現実。

海鳥がいつの間にか消えてしまったように、太陽がいつのまにか消えるように、境界はいつか終わりを迎えます。

駅に戻ってくると再び人々の足音が聞こえ始め、束の間の静けさが終わりを迎えました。

そんなひと時をもう少し過ごしたいと思いながらも、僕はこの日の仕事場に向かいます。

あぁ、これが夢であればいいのに。終わりのない夢ならばもっとたくさんこの時間を堪能できるのに。

そんな思いが実ることはなく、現実は刻々と目の前に近づいてきます。

外周の内側に視線を送りながら僕はゆっくりと歩みを進めるのでした。


夢の国の横で起こった何気ない日常。

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写真のタイトルはご想像にお任せ


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タイトル写真:まと。
文中写真:まと。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。




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