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混戦の選挙では・・・。

 みなさんこんばんわ。茨城県議会議員選挙から一週間がたったので選挙を振り返って。本日をもちまして事務所の片付けも終わりました。皆様方のご期待に添うことができなかったのは候補者ぐんじ真人の不徳の致すところ、あらためてご支援いただきました皆様方に感謝を申し上げます。

 12月11日執行の茨城県議会議員選挙は過去最低の投票率となる38.54%だった。4年前の平成30年の茨城県議会議員選挙が41.86%だったのを見ると統一教会の問題などからか政治不信、政治離れが進んでいるともいえる数字となった。

 いつもなら客観的に選挙を結果や投票率から分析するのだけれど、今回は候補者として感じた事を中心に振り返ってみようと思う。まず、今回の選挙、立候補した水戸市城里町選挙区では38.28%という低投票率となった。前回が38.85%だったので減少率はさほどではないが、今回の選挙では過去最高の10人が立候補する混戦の選挙区として注目されていたのにもかかわらず投票率が下がる結果となった。私が立候補を表明する以前より水戸市選挙区は現職だけでなく有力な新人が立候補を表明しており当初より激戦と言われていた。一般的に選挙は激戦となれば投票率が上がるものだが、今回はとにかく有権者の関心が低いと感じる選挙だった。7月26日に新聞社より連絡をいただき始めて県議会議員選挙に立候補することを話ししたが、それからしばらくの間「選挙は来年?」や「選挙区はどこ?」と聞かれたり、茨城県議会議員選挙に対する基本的質問に答えていくことからのスタートだった。これらの質問は最終的に告示後まで聞かれることがあったのだから選挙への一般的関心が低いのはなんとなく理解できる。

 そして、選挙戦を進めるうえで感じたのが、若年層よりも30代、40代の関心が低いということだ。会う人々は限定されるが、約4か月の間で出会った18~20代前半の人たちの方が選挙に対して抵抗がなく話を素直に聞いてもらえたし、様々な質問もしてきてくれた。中にはSNSでメッセージをくれた人もおり、そこから新たな出会いがあったのは今回の選挙期間中で最も嬉しかったこととして思い出に残っている。それに対して30代、40代はこちらからの声掛けに対して「政治は関係ない」や「政治の話は受け付けない」という返事をしてきた人が目立った。これは、この世代にはそれぞれ構築された社会生活があり政治どころではないということなのかもしれないが、政治不信や政治離れが顕著でとても残念なことと感じた。

 今回「皆さんが政治に目を向けなければ、政治は皆さんの方を向いてくれない」と無関心層に訴えかえたがそれも虚しく、訴えは届かず過去最低投票率で終わる結果となってしまった。今回の選挙で「激戦」という言葉を使わなかったのは、候補者数が多いにもかかわらず低投票率の冷めた選挙だったためである。あえて表現するならば特定の人々の間で多くの候補者が出たために混乱する「混戦」が正しい表現なのかもしれない。

 そして今回の選挙戦は当初より「会った人の数だけしか票は出ない」と言われていた通りこの4か月の間にお会いした人数とほぼ同数の票が出てきたのには驚いた。地方選挙は個人対個人という考えから、会長がいるだけの後援会でいわゆる後援会組織を作らずに選挙戦に臨んだがあと一歩及ばず次点という結果だった。これには終わってから「準備期間の問題」「後援会組織をつくるべきだった」など多くのご意見をいただいたが敗因については、期間なども含めて候補者の判断だったのでまさに「不徳の致すところ」という一言につきると思う。

 メディアなどで茨城県議会議員選挙は統一地方選の前哨戦と言われているが、自民現職で落選した方々もいたものの自民党が現有勢力を維持する結果となった。しかし、有権者の政治不信、政治離れは顕著に表れたので来年の統一地方選に立候補する方や選挙に携わる方は政治に関心が向くように少しでも行動をしていただき「混戦」ではなく多くの方々に関心を持ってもらえるような選挙にしていただきたい。

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