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NETFLIX 『アンビリーバブル たった1つの真実』

NETFLIX ORIGINALの『アンビリーバブル たった1つの真実』を見終わった。

2つの時系列の話が同時に進むタイプのドラマで。

1つめは、レイプされた女の子(Marie)が警察にも、周囲にも、味方になってもらえないで、どんどん状況が悪くなるストーリー。2つめは、真剣にレイプ犯を捕まえようとする2人の女性警察官が、手がかりを探していく話。

1つめの方のストーリーは可哀想でなかなか救いがなくて、見ていて辛い。エピソードは全部で8まであるけれど、エピソード7まで救いらしきものが出てこない。しかもこれが実話をベースにしているという前提条件を知った上で見ているので、本当に辛い。

2つめのストーリーにも、もちろんレイプ被害者が出てきて、それぞれにトラウマを抱えている様子が描写されるけれど、少なくとも犯人を探そうとしている警察官が、本当に心配している様子も同時に描かれているので、少しだけ、マシに見える。ただ捜査途中で本当に、男の人ってレイプに関して真剣じゃないんだよな、という描かれ方がしているところもたくさんあって、イライラする。女性の警察官も一緒にイライラしてくれるだけ、マシに見えるけれど。

そして、エピソード8でようやく、スカっとした気持ちになるので、途中で離脱することはできない。見始めてしまったら、絶対に最後まで見るしかない。そんなドラマだった。

最後のエピソードで、弁護士の人が、「What happened to you should not happen to anyone, ever.」というところが本当に印象的。

***

警察官たちが探す際に出てくる、犯人の手がかりとして、マツダのボンゴトラック、ソニーのサイバーショット、アディダスのスニーカーがある。最初は日本製品は米国でもちゃんと汎用品なんだな、と思ったんだけれど、そしてそれはもちろん珍しいものではないのだろうけど、アディダスまで出てきた段階で、米国製品をこういう際に出してイメージダウンを測るのはよくないということなんだろうなと理解した。



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マチルダ
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