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朝の10分プログラミング(5日目、2024年6月7日)解説

本日の課題、おつかれさまでした。

計算結果は、きちんとコンソールに出力されたでしょうか。

解答例

Processing の開発環境ウィンドウを立ち上げて、そのテキストエディタ部分に商を計算してコンソールに出力するプログラム(ソースコード)を書き写した状態が以下のようになります。

図1 テキストエディタ部分に商を計算してコンソールに出力するプログラムを書き写す

そして、実行ボタン(左上の ▶ ボタン)を押すと、開発環境ウィンドウ下部のコンソールに、

1

と出力されます(図2)。

図2 コンソールに結果が出力される

簡単な解説

変数

今回のプログラムでは、変数を利用した簡単な演算を行いました。変数を用意(宣言)し、その変数に値を代入し、その変数を利用して演算を行う、一連の流れをまとめたものでした。これらの変数の扱い方については、記事『高校数学をプログラミングで解く(準備編)「1-3 データ型、変数、コメント、コンソール出力」』の「変数」の節で解説していますので、詳しくはそちらを見てください。

コンソール出力

また、もう一つ、コンソール出力についても見てみました。コンソール出力は関数 println を用いて行うことができます。コンソール出力は今後よく利用しますので、覚えておいてください。なお、コンソール出力の詳細も記事『高校数学をプログラミングで解く(準備編)「1-3 データ型、変数、コメント、コンソール出力」』の「コンソール出力」の節で解説していますので、確認しておいてください。

おまけ:データ型

あまり触れてませんでしたが、ソースコードの

  int a; // 整数型変数aの宣言
  int b; // 整数型変数bの宣言
  int c; // 整数型変数cの宣言

の部分は、変数 a, b, c を整数のデータ型 int に指定していることを表しています。このデータ型を理解しておくことは、プログラムを書いていく上でとても重要になってきます。記事『高校数学をプログラミングで解く(準備編)「1-3 データ型、変数、コメント、コンソール出力」』の「データ型」の節で解説していますので、読んで理解しておいてください。

例えば、今回の課題のソースコードを

void setup(){
  float a; // 浮動小数点数型変数aの宣言
  float b; // 浮動小数点数型変数bの宣言
  float c; // 浮動小数点数型変数cの宣言

  a = 3; // 変数aに3を代入
  b = 2; // 変数bに2を代入
  c = a/b; // aをbで割ったときの商を変数cに代入
  println(c); // 変数cに入っている値をコンソールに出力
}

と、変数のデータ型を int 型から float 型に変更して実行してみてください。

図3 変数のデータ型を int 型から float 型に変更

コンソールに出力される結果は、

1.5

になっています。つまり、データ型が int 型の場合と float 型の場合とで結果が変わります。
データ型を理解せずにプログラムを書いていくと、計算結果が意図したものと違うものになってしまいます。再度言いますが、データ型をきちんと設定することはプログラムを書いていく上で重要なことですので、きちんと理解しておきましょう。


今週の課題は以上です。

来週は、条件分岐や繰り返し処理を学びつつ、プログラムを行う上で必ず出会うバグとその対処方法について学んでいきたいと思います。

来週もよろしくお願いします。

MK’s papa

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