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書籍「一般教養としてのプログラミング」を読む(その6)

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パソコン一台あれば始められる


上記の「一般教養としてのプログラミング」を読み進めています。
今回は、「Chapter 5 プログラミングを体験する」を読みました。


基本的には、最低限パソコンが1台あれば、プログラミングを始めることはできます。

p.186

もし、まだパソコンを持っていない人が今後パソコンを購入してプログラミングを始めたいと考えているならば、メインメモリは 16 GB以上のものを購入することをお勧めします。
家電やパソコンのお店でパソコンのスペックについての説明が書いてある札を見たことがあると思います。また、ネットショップなどでパソコンを見てみるとこちらもスペックの記載があります。そのスペックの中で「RAMメモリサイズ」と記載された部分があると思いますので、このサイズが 16 GB以上のものを選びましょう。
なお、RAMメモリサイズが 4 GBや 8 GBのものが安く売っていますが、こちらは基本的には事務用(文書作成など)のパソコンとなります。これでプログラミングをすることもできますが、処理速度がかなり遅くなりますので、注意してください。


全てが揃った統合開発環境(IDE)

上記の開発環境と実行環境が一式揃ったものが統合開発環境です。英訳の「Integrated Development Environment」の頭文字を取って IDE とも呼ばれます。複数のプログラミング言語に利用できるものもあります。
近年では、本格的にプログラミングを行う場合には、統合開発環境を使うことがほとんどです。

p.191

この「高校数学をプログラミングで解く」で扱っている「Processing」も実は統合開発環境です。プログラミング言語としては、基本的に Java を利用しますが、Python も利用できます。
本書のp.191に、統合開発環境を利用する理由として、

・コンピュータまわりのスキルに依存しない
・開発作業の効率化
・視覚的で見やすい表示

が挙げられています。実際、統合開発環境を利用すると、このあたりを実感できると思います。まずは、「高校数学をプログラミングで解く」を通して体感してみてください。

図1 Processing は統合開発環境


ソースコードの中身を「推理」する

プログラムを「読解」するときは、必ずしも全てを事前に知っておく必要があるわけではなく、適宜、想像を働かせつつ、調べながらでいいことがほとんどです。

p.207

これは、プログラミングを学んでいく際に重要なことだと思います。実際、プログラミング言語のすべてを理解しているプログラマーはほぼいないでしょう。ベテランプログラマーでも、わからないとき、必要なときにはマニュアルを見て調べながらコーディングを行っており、何度も繰り返していくうちに自然と覚えていく、ということをしていると思います。
そのためにも、早めにプログラミングに触れておくことをお勧めします。


まとめ

今回は、Chapter 5 を読んで気になる箇所にコメントしました。この Chapter  5 を読んで、コンピュータや開発環境の基礎的な知識を知ったら、是非、実際のプログラミングにチャレンジしてもらいたいと思います。

その最初のプログラミングは Java を利用した統合開発環境の Processing で行うことをお勧めします。そして、課題としては、この「高校数学をプログラミングで解く」の各記事を利用してみてください。「一般教養としてのプログラミング」を身につけることができると思います。


MK's papa

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