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数学のテストはなぜ計算問題ばかり?
中学1年生です。
数学の計算は日常生活で役に立ったことがありません。
でも、なぜかテストでは計算問題ばかり出ています。
どうせなら日常生活で役に立つような問題を出して欲しいのですが、
なぜこのようなテストなんでしょうか?
そうですよね。
数学のテストって計算問題が多いんです。
しかも、簡単な計算ならまだしも、複雑に式だったり、簡単に答が求められなかったり。
ではズバリ結論からお答えします。
数学のテストで計算問題を出すのは、、
皆さんが点数を取れるようにするためです。
え、どういうこと?と思うかもしれません。
日常生活という話が出てきたので、それに関連して話をしたいと思います。
まず、小学校3年生の問題を2問考えてみましょう。
[問題1]
$${6 ÷ 3 =}$$
[問題2]
ドーナツが6個あります。これを3人で同じ数ずつ分けると、1人分は何個になるでしょうか?
![スライド2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73802000/picture_pc_1fdcaf95b277ed7394b91ebb688ee0ed.png?width=1200)
これはどちらも$${6 ÷ 3 =2}$$で求めることができる問題です。
この問題を見て、みなさん算数のときにこういうことを感じませんでしたか?
「計算問題だったらラクやのに、文章問題になった瞬間にとてもめんどくさくなる…」
そうなんです。日常生活と関連付ける問題と言うのは、つまり文章問題です。
同じ$${6 ÷ 3 =2}$$で解く問題であっても、
文章問題になった瞬間に正答率ががくんと下がります。
その理由がこちらです。
下の図をご覧ください。
![スライド3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73802130/picture_pc_1b286aa9aed2fbd74283880f5bcac3b9.png?width=1200)
数学に関することは、日常生活の中にもたくさん存在しています。
しかし、日常生活の問題を解いて答えにたどり着くには、実は2段階ステップがあります。
まず最初のステップは、
ステップ2 日常の問題から必要な要素を取り出しそれを式にすること(数学化すること)
次にのステップは、
ステップ1 その式にした計算を解くこと
です。
先ほどの[問題1]はステップ1だけで解けますが、
[問題2]はステップ1だけでなく、ステップ2も必要になります。
[問題1]が簡単なのは、数学化された問題を計算するという段階のみです。
しかし、[問題2]のような文章問題になると難しくなるのは、
必要な情報を読み取ってそれを数学化するという作業が1段階増えるからです。
だから、文章問題ばっかりのテストを作っても、テストの時間が足らなかったり、難しくなったりして、なかなかみんな点数が上がらなくなってしまいます。
その結果、計算問題も織り交ぜながらテストを作るということになるのです。
少しネガティブに書いてしまいました。
次回、本当の気持ちを書きます。