![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/16480846/rectangle_large_type_2_624f9bac0aae96f71e3aa01f59d5bc56.png?width=1200)
中1 年間概要 文字と図形に興味を持つための魔法の言葉
亀きちが実際に授業で行った手の内を紹介していきます。
小学校から中学校へ進学し、
初めて「数学」の授業を行うときのガイダンスの一部です。
名称が、「算数」⇒「数学」へと名称も変わり、
何が変わるの?
と思う生徒もたくさんいると思われる中、
なるべくハードルは低く、
しかし高度なことを扱っていくんだなという
動機づけを意識してくことが大切です。
私は、算数⇒数学は、
「数字から文字へと進化するポケモン」と例えています。
算数だけでは、解くことに限りがあるが、
文字へと進化せると様々なステータスが上がり、
これまでクリアできなかったことも、
時にはあっさりとクリアできるようになる……と。
では、その前置きのあとで紹介している各単元について、
亀きちの紹介法を記していきます。
以下、生徒に向かっての語りで記しますね。
正負の数
天気予報などでは見たことのある人も多い「マイナス」という表現。
プラスとマイナスを組み合わせて、小学校からの算数の世界を一気に拡大させましょう。
すでに知っている人もいて感覚が分かる人もいるかもしれませんが、きっと世界が一味違って見えてきますよ。
ゲーム感覚で、いっぱい計算練習をしていきましょう。
そんな仕掛けも用意していますからね。
文字と式
数学で本格登場する「文字」。その入門編にあたります。
算数と数学の大きな違いは「文字」で表すこと。その決まりを一つずつ学び、練習していきます。
しかし、これを勉強することにより、さよならしていく記号があります。
それは「×」と「÷」。。。
最初は抵抗のある人もいるとは思いますが、今後みなさんが数学村で生活していくためには必要な掟なんです。
いち早く数学村の正式住人ライセンスをもらえるよう、がんばりましょうね。
方程式
小学校の頃にも、ある程度は練習していたと思いますが、それが正式バージョンとなり、ここで本格登場。
前の単元と組み合わせて、解き方をマスターしていくことにより、小学校の頃に苦戦していた問題が、魔法のようにすらすらと解けていくことになります。
きっとびっくりしますよ。
慣れてしまえば、小学校の頃のような計算よりも簡単に感じてしまう人も…
しかも、高校生になってもずっと使っていく知識です。
楽しみですね。
比例と反比例
小学校のころのグラフも、「マイナス」の世界が入ることで世界がなんと4倍に広がります。
広大なフィールドにたくさんのものの変化を書き記していきましょう。
平面図形
専門用語を覚えたり、作図の方法を学習したりします。
専門用語は図と一緒にイメージで1つ1つ頭の中に焼き付けるようにして覚えていくと覚えやすいですよ。
コンパスや定規を使って、どんな角度でも絶対に半分にできる魔法の線のかき方など学習しましょう。
お絵描き感覚で楽しめる分野です。
空間図形
小学校の頃の立方体などの図形もパワーアップ!
中1という年代は、頭の中で平面で描いた図形を立体にイメージでき始める年代なんです。
ここでは、実際に立体図形を作ったり、手にしたりしながら、幼稚園児の頃を思い出して遊び、慣れていきましょう。
遊んでいく中で、いろいろ出てくる専門用語をちょっとずつ覚えていきましょう。
この単元では時間をじっくりかけて、作業をいっぱいしましょうね。
最後に
…いかがでしょうか。
小学校からのつながりと楽しみなこと、これらを組み合わせてハードルを低くしつつ好奇心を高める。
そんな導入を考えていきたいですね。
・算数と数学の違いを説明できるようになろう
・単元の楽しさを伝え、苦手や難しいという意識をなくしていこう
・「遊び」を取り入れるという表現を使うと生徒は飛びつくので多用してみよう