日曜数学者K

大学卒でも教育者でもないただの数学好き。 特に大学受験数学のオタクです。

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最近の記事

東大理系数学を解いてみる。(2023第1問)

今回から2023年度東大理系数学を解いていきます。まずは第1問から。 問題はこちら。 僕は数学の問題を解く時、まずは頭の中で軽い計算をしながら誘導の流れや問題のテーマ(何を求めているか)を整理してから紙での計算に入ります。 このことを僕は「問題を視る」と呼んでいます 普段の勉強や記述式の模試で、行き当たりばったりの中途半端な解答をしてしまう自覚がある人は真似してみると良いかもしれません。 ●問題を視る (1) ・被積分関数が不定積分できなそう ・自然数変数に関する

    • 数学力とは?難問とは?

      先日の自己紹介で過去問を解いていくと言いましたがその前に、 「数学ができるとは何が出来ることなのか?」 「難問は何が難しいのか?」 に対する僕の考えをまとめていこうと思います。 ●数学力を構成する3つの力 数学の問題を解く能力はざっくり言って3つの能力の関数になっていると考えます。 その3つとは、 ・基礎力:習得している事実の量 ・計算能力:正確な計算を行う速度 ・分割力:問題を複数の問題に分割する能力 です。 さらに、例えば基礎力がいくら高くても計算

      • 自己紹介とこれから

        みなさんはじめまして! 趣味で数学を楽しむ日曜数学者のkといいます。 詳しいものはいずれしていこうと思いますが、簡単に自己紹介とこれからのnote投稿について話していこうと思います。 ●自己紹介 ・高校受験〜高校時代にどっぷり数学にハマり、かれこれ1万問(??)の受験問題を解いてきました。 ・大学は数学科ではない学科に進学し、統計学、複素関数論、物理数学などを学びました。 ・当然厳密な議論や論理的な思考は好みですが、人生の選択はかなり直感的にする性格で(???)大学